瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

松本清張『潜在光景』(2)

 2月17日付(1)の続き。
 奥付の前の頁(頁付なし)に、角川ホラー文庫には「出典一覧」、角川文庫には「出典一覧」と「初出」がある。まず、角川ホラー文庫の方を見て置く。

 出典一覧

潜在光景 『影の車』角川文庫
八十通の遺書 『装飾評伝』筑摩書房
発作 『カルネアデスの舟板』角川文庫
黒い血の女 『突風』中公文庫
鉢植を買う女 『影の車』角川文庫
鬼畜 『カルネアデスの舟板』角川文庫
雀一羽 『増上寺刃傷』講談社文庫


 表題作は「影の車」という題で映画化されている。

影の車 [DVD]

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<あの頃映画> 影の車 [DVD]

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 これも先日図書館から借りて見た。この映画が撮影された頃の父の写真を見るに、この映画の加藤剛と同じような黒縁の眼鏡を掛けていたことを、思い出した。 映画と原作の設定の相違など、いろいろ気になる点は少なくないのだが、その辺りのことはこのDVDBOOKにも記述されているだろうと思うので、これを見た上で、なおかつ書きたいことがあれば、そのときに書くことにする。いつになるか分からないけど。(以下続稿)