瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

遠藤周作「周作口談」(1)

・単行本『周作口談』昭和四十三年十一月三十日第一刷・定価四百八十円・朝日新聞社・333頁・四六判上製本
 表紙の用紙は黄色の厚紙で、見返しは遊紙とも赤い紙。函は未見。
 表紙には左上に子持枠(9.1×2.4cm)があってやや縦長の明朝体太字で標題、右下部に頭巾を被った老人の顔のペン画。背表紙は上部に、子持線に挟まれた間(10.0cm)に「|| 遠藤周作 周作口談 ||」と明朝体で入る。下部に明朝体で小さく「朝日新聞社」。
 扉は黄土色の用紙で中央にやや左に左右の子持線(7.9cm)に挟まれた間(3.6cm)に縦長の明朝体縦組みで「遠藤周作周作口談」とあり、右の子持線の右、下寄せでやはり縦長の明朝体で「朝日新聞社」とある。
 次にアート紙の白黒口絵写真があって、下部右寄りに明朝体横組みで「遠藤周作こと狐狸庵山人  <撮影・田沼武能>」とあって「狐狸庵山人こと遠藤周作」となっていないことからも察せられるように、TVドラマの水戸黄門のような扮装で腰を折って杖を突き、付け髭・付け鬚・付け眉毛(眼鏡なし)の老人に化けた、誠に人を喰った姿の写真が掲出される。背景は荒れた少々和風の庭。
・単行本『ぐうたら交友録』昭和48年1月20日第1刷発行・昭和48年2月28日第5刷発行・定価290円・講談社・228頁

ぐうたら交友録 (1973年)

ぐうたら交友録 (1973年)

 並製本(17.4×12.0cm)。文庫版と同じ表紙だが、掲出した書影に同じく単行本の方が色が淡く文庫版は濃い。
 カバー背表紙は上部に、カバー表紙と同じような(同じではない)緑色の字で標題、その下にやはり表紙と同じような著者名、最下部にゴシック体横組みで小さく「講談社」。裏表紙には中央やや下に、肩を組んで2足と尻尾を支点にして立つ茶褐色の狐(左)と焦茶色の狸(右)のイラスト、最下部左詰めに「0095-126326-22530)」中央に「290円」とある。折返しも含めて地色は表紙に同じ。
 4頁、下部中央に縦組みで1行「装幀/イラストレイション 和田 誠」とある。
講談社文庫『ぐうたら交友録』昭和59年9月15日第1刷発行・定価380円・301頁 カバー背表紙・裏表紙・裏表紙折返しは上部(3.1cm)が白地で、下部が黄色地。カバー背表紙の白地部分に「遠藤周作 ●1」●に明朝体白抜き「え」、黄色地の最上部に白抜き「25」に、明朝体で標題。下部は分類票貼付のため不明。
 カバー裏表紙、黄色地の上部中央に明朝体とゴシック体で縦組みの紹介文、1字めはドロップキャップ。

自 称ぐうたら人間の狐狸庵山人、各界/  第一線の文人・美人・奇人と対決す。/さて、ご存知山人の毒舌と快筆やいかに。/笑わせながらも現代の真相に迫る、一読/百聞に勝る好エッセイ。主な登場人物、/北杜夫吉行淳之介阿川弘之・瀬戸内晴美・山本富士子・キャバレー王・催眠術の教祖・巨人軍応援団長他二十余氏。


 その下に二重線。最下部に「ISBN4-06-183324-3 C0195 \380E (0)」。白地の右上に横組みで「ぐうたら交友録/遠藤周作/定価380円」、白地と黄色地の教会の右端にカバー背表紙と同じ「●1」と「25」。カバー裏表紙折返し、白地の中央下部に黄色で松ぼっくりみたいな講談社文庫のマーク、その下に「講談社文庫」、黄色地の最上部中央に「遠藤周作 作品」とあって、その下に縦組みの2段組で書名を列挙、漢字はゴシック体で仮名は明朝体太字、上段には12点13冊「海と毒薬/白い人|黄色い人ほか二編/哀歌/わたしが・棄てた・女/ユーモア小説集/青い小さい葡萄/怪奇小説集/ただいま浪人/どっこいショ/第二ユーモア小説集/快男児・怪男児(上)(下)/ぐうたら人間学」、下段12点12冊「ぐうたら人間学/ぐうたら人間学/ぐうたら交友録/第三ユーモア小説集/第二怪奇小説集/楽天大将/協奏曲/口笛をふく時/ぼくたちの洋行/結婚/聖書のなかの女性たち/さらば、夏の光よ」。
 カバー表紙折返しは白地で、右下に明朝体縦組みで小さく「カバー装画 和田 誠」とのみ。(以下続稿)