瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

大島弓子『グーグーだって猫である』(10)

 昨日付記事の角川文庫版全6冊のカバー比較の続きで、まずカバー表紙折返しについて。
 私の見た『3』初版に掛かっているカバーは版元が平成25年(2013)10月1日「ADOKAWA」になってからのもので、なか見!検索で閲覧できる平成22年(2010)2月の刊行当初のものではない。
 刊行当初のカバーは『1』四版『2』四版に同じ。
 「ADOKAWA」のカバーはどこが違うかと云うと、6月9日付(04)に引いた作者紹介文の2段落め「現在、愛猫グーグーと猫達との生活を/綴ったエッセイコミックを、「本の旅/人」(角川書店)で連載中。」がなくなっている。これは『2』6版『4』初版『5』初版『6』初版も同じで、グーグーが死に、連載が終了して後に出た本や版はこうなっているのである。
 下部は『2』『3』『4』は6月9日付(04)に引いた『1』に同じく3行だが、『5』『6』は2行で、

カバーイラスト大島弓子
カバーデザイン羽良多平吉エディックス

となっており「米倉みく」が外れている。
 カバー裏表紙折返し、6月9日付(04)に『1』四版と『小説版』初版を紹介した。異同は「大島弓子の本」に挙がっている書目である。
 『2』四版は「グーグーだって猫である 1〜2」1行分空けて「脚本・監督=犬童一心ノベライズ=麻井みよこグーグーだって猫である 小説版」とある。
 『3』初版(なか見!検索)は「グーグーだって猫である 1〜3」1行分空けて「脚本・監督=犬童一心ノベライズ=麻井みよこグーグーだって猫である 小説版」とある。
 『4』初版は「グーグーだって猫である 1〜4」1行分空けて「脚本・監督=犬童一心ノベライズ=麻井みよこグーグーだって猫である 小説版」とある。
 『3』初版(ADOKAWA)と『5』初版は「グーグーだって猫である 1〜5」1行分空けて「脚本・監督=犬童一心ノベライズ=麻井みよこグーグーだって猫である 小説版」とある。
 『6』初版と『2』6版は「グーグーだって猫である 全6巻」1行分空けて「脚本・監督=犬童一心ノベライズ=麻井みよこグーグーだって猫である 小説版」とある。(以下続稿)