瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

祖母の蔵書(175)有吉佐和子②

 祖母は有吉佐和子を愛読していた。単行本15冊は2023年7月19日付(109)に纏めて置いた。その後、古本屋に見せたのだけれども採ってくれなかったので『女二人のニューギニア』だけ持ち帰って他は祖母宅に残して置いた。
 ここには、あちこちに分散してあった文庫本を纏めて置こう。
 居間の隅の9段の簞笥の上から7段めより3冊。
新潮文庫1644『紀ノ川』昭和三十九年 六 月三十日 発 行・昭和三十九年十二月 十 日 二 刷・定 価 110 円・新潮社・274頁
 パラフィン紙や帯は失われている。
・角川文庫2560/緑 二六二4『ぷえるとりこ日記』昭和四十三年十一月三十日 初版発行・¥ 100・角川書店・174頁

 祖母の初版のカバーは白地である。黒地の方は「ぷえるとりこ日記 (1968年) (角川文庫)」などと年が入っているものだから、白地と黒地のどちらが初版か迷う人も出るかと思って参考までに貼付して置くことにした。
 カバー背表紙は白地で標題と著者名が縦に入り、定価は最下部に横並び。カバー裏表紙とカバー裏表紙折返しは白地で文字等なし、カバー表紙折返しは右側に表紙の紫色の線が36本入り込んでおり、右下寄りに明朝体縦組みで「カバー うねとおる」とある。
・中公文庫 A21-4『江口の里』昭和五十年七月二十五日印刷・昭和五十年八月 十 日発行・¥240・中央公論社・236頁 カバー裏表紙もカバー表紙と同じ連綿の仮名書き墨書で、右上に墨跡に重なるように明朝体縦組み5行(1行17字)紹介文がある。
 これは次の新装版に当たるものでは若干加筆されている。 他にも若干あったように思うが、なかったかも知れない。しかし単行本を「有吉佐和子①」として投稿したので文庫本は取敢えず3冊だが、一応別に投稿して置くこととしよう。(以下続稿)