瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

『こども妖怪・怪談新聞』(6)

 昨日の続きで、「別冊家庭画報」の2冊『こども妖怪新聞』及び『こども怪談新聞 学校編』を1冊にまとめた『こども妖怪・怪談新聞』について。
 頁付は下部小口側にゴシック体で全角よりはやや横幅の狭い算用数字で示されている。
 2〜3頁「もくじ」はほぼ一致。異同は単色刷の色、2頁右上の標題が『こども妖怪新聞』では「こども妖怪新聞*1」と「妖怪」を細く縁取りした中を薄い色で刷っていたのを上下と同じく濃く刷っている。
 162〜163頁「もくじ」は、各項の頁数が『こども怪談新聞 学校編』に160足したものになっている。『こども怪談新聞 学校編』の単色刷は緑で、上下は細い線で縁取った血痕状の淡い緑が連続していたのが、『こども妖怪・怪談新聞』は単色刷の茶色で濃淡はない。従って、淡い緑の中に紛れるように打たれていた頁付「」「」が、『こども妖怪・怪談新聞』では頁付の周囲を円形(0.7cm)に白く抜いて「162」「163」を収めている。他に異同は、163頁下段の左端、『こども怪談新聞 学校編』では「さくいん――159」とあったのが「さくいん――318」となっている。
 この「さくいん」であるが、『こども妖怪新聞』も『こども怪談新聞 学校編』も、横組み左右2列、159〜158頁の見開きに左開きで入っており、『こども妖怪新聞』と『こども妖怪・怪談新聞』の3頁下段の左端は「さくいん――158」となっている。
 すなわち、「さくいん」開始位置は159頁(319頁)なのであるが、『こども妖怪・怪談新聞』第一部は『こども妖怪新聞』に合わせて、前から見て行って「さくいん」に入った158頁とし、『こども妖怪・怪談新聞』第二部もこれに合わせて318頁としたのである。
 続けて「さくいん」の詳細に及ぶべきであるが、奥付に次いで異同が大きい箇所なので、次回に回すこととする。(以下続稿)

*1:ルビ「よう  かい  しん  ぶん