瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

いまに語りつぐ『日本民話集』伝説・現代民話(1)

 このシリーズ(監修:野村純一・松谷みよ子、作品社・A5判上製本)については7月4日付「閉じ込められた女子学生(22)」に触れたが、「第三集」=「伝説・現代民話」全15巻のうち「現代民話」に充てられていると思しき⑩~⑮の6冊を借りて来た。
 第三集は全て「2003年4月10日初版第一刷発行」らしい。
 以下に、各冊の編集担当者、頁数、話数を示して置こう。
⑩『戦争をめぐる民話』編集:剣持弘子・233頁・106話
⑪『学校の怪談編集:岩倉千春・235頁・108話
⑫『乗物とメディアの怪』編集:渡辺節子・233頁・95話
⑬『家族と食べ物にまつわる民話』編集:大島広志・237頁・96話
⑭『浮遊する現代の妖怪たち』編集:常光徹・238頁・80話
⑮『噓のようなホントの話』編集:高津美保子・236頁・92話
 なお、書影は紹介済みの⑪しか貼付出来なかった。カバーは掛かっていない。表紙のレイアウトは黒丸に白抜きの番号と各巻のタイトルが異なるだけである。タイトルは⑪は1行だが、他は中央揃えで⑩「戦争をめぐる/民話」⑫「乗物と/メディアの怪」⑬「家族と食べ物に/まつわる民話」⑭「浮遊する/現代の妖怪たち」⑮「噓のような/ホントの話」と2行に示す。裏表紙には「収録話一覧」が5段組で示されている。
 黄土色の見返しの遊紙に続いて、横縞の透かしの入った、やや厚い亜麻色の紙に、表紙と同じ文字・飾り枠を茶色で縮小して刷っている。
 ついで1頁(頁付なし)中扉、上部中央に「いまに語りつぐ 日本民話集/〈伝  説現代民話〉➓ 戦争をめぐる民話*1」とあって、⑪以下も同じ。
 2~3頁「はじめに」は楷書体、1行30字、末尾にやや小さく( )に各巻の担当者名。
 「目次」は頁付なし、⑩4~11頁、⑪4~12頁、⑫4~11頁、⑬4~11頁、⑭4~10頁、⑮4~11頁。最後に下寄せで小さく「はじめに・章解説=」として各巻の編集担当者名。なお、偶数頁までの巻は、次の奇数頁が白紙になっている。
 次いで1頁、7月5日付「閉じ込められた女子学生(23)」に引いた、凡例に当たる9箇条(頁付なし)がある。次いで1章めの扉(頁付なし)、次の見開きに楷書体で章解説。以下の各章も同様で、章解説ごとに最後の行に下寄せで小さく、一々編集担当者名を( )に添える。
 そして最後に一覧表にした「話名および出典」がある*2。⑩228~233頁、⑪227~235頁、⑫226~233頁、⑬231~237頁、⑭233~238頁、⑮230~236頁。
 次回から、これら6巻の出典について、出典別に整理して、どのような資料を活用しているか、見て行くこととしよう。(以下続稿)

*1:ルビ「せんそう・みんわ」。

*2:7月28日追記】⑬のみ「話名および出典一覧」。