瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

山田桂子『「待ち」の子育て』(1)

人間選書77『「待ち」の子育て』農山漁村文化協会・206頁・B6判並製本
・昭和61年1月5日 第1刷発行・昭和61年7月20日 第8刷発行・定価 1,200円
・昭和61年1月5日 第1刷発行・昭和63年6月20日 第16刷発行・定価 1,262円
・1986年1月5日 第1刷発行・1991年1月30日 第23刷発行・定価 1,262円*1
・1986年1月5日 第1刷発行・1996年4月20日 第27刷発行・定価1,400円
 書影は10月4日付「道了堂(100)」に貼付した。但し第8刷は装幀が異なる。第23刷は書影の通り写真の男児の顔が暗くなっているが、私の見た第16刷は男児の顔だけでなく全体に明るい。褪色かも知れないが。但し私の見た第16刷のカバーは、消費税導入後に掛け替えられたもので、私の見た第23刷のカバーと一致する。但し第16刷・第23刷とも折返しは切除されていて、第23刷の裏表紙折返しの下部にゴシック体横組みで極小さく「装丁==」とあるのが見えるのみである。
 第8刷のカバーは全体にクリーム色地で、カバー表紙には第16刷カバーでは右上に移されていた人魚のレリーフの写真(3.4×4.1cm)が中央にカラーで大きく入っている。文字は全て横組みで、レリーフの上には明朝体で「山田桂子・ 文橋本紘二・写真」とやや右寄りに入り、その上の余白の中央にやや大きく「「待ち」の子育て」と標題。下部に白く抜いたロゴ文字のシリーズ名が第16刷カバーよりも大きく入り、その下に極小さく細いゴシック体で「77」と数字。1行分空けてとある。カバー背表紙は上部にレリーフを緑色で入れ、その下に明朝体で標題、中央やや下にやや大きく著者名、下部にロゴ文字のシリーズ名に細いゴシック体で「77」少し空けて横並びで同じく「ア611」とある。カバー裏表紙、中央やや上に黒でレリーフ(1.5×1.9cm)がありその下にゴシック体横組みで「社団法人/農山漁村文化協会」少し空けて細いゴシック体でやや大きく「定価1200円」そして少し空けて「ISBN4-540-85045-8 C1337 ¥1200E」、左下隅にごく小さく「ア611」。私の見た本は折返しを保存しているが、文字はカバー表紙折返しの右端下寄りに明朝体縦組みでごく小さく「レリーフ 木内 克」。
 カバー裏表紙については、近場の図書館に所蔵されている第23刷と第27刷を比較すれば良いと思っていたら上述のように第23刷が除籍されてしまったらしいので、レイアウトは同じはずなのだが、今、比較しつつ記述することが出来ない。第27刷のみメモして置こう。左上にバーコード2つ「9784540850455/1921337014005」1つめのバーコードの右に「ISBN4-540-85045-8/C1337 ¥1400E」と以上OCR-B。2つめのバーコードの右下に赤黒くレリーフ(1.5×1.9cm)、その下、中央やや上に「[社団法人]農山漁村文化協会」1行分空けて「定価===1,470円[本体1,400円]」とある。版元名以下は明朝体太字、本体価格は囲う。
 第27刷のカバー背表紙、最上部に赤黒くレリーフ(0.7×1.0cm)その下に明朝体太字で標題、鉤括弧は長方形に近い。著者名の位置は第8刷よりやや下で、やや小さく明朝体太字、シリーズ名のロゴは同じ、最下部にゴシック体横並びで「農文協ア611」とある。カバー表紙折返し、右下に縦組みでごく小さく「レリーフ木内 克」細いゴシック体と名前は明朝体太字。カバー裏表紙折返しには最下部に横組みで小さく「装丁==石原雅彦+三上眞佐子/印刷==新協」細いゴシック体と名前は明朝体太字。
 表紙見返し・裏表紙見返しとも、取材した保育園の写真を載せる。
 扉は本文共紙で、第8刷の扉はカバー表紙の文字を縮小しやや位置をずらして載せる。レリーフは同じ大きさで、やや下に置く。第8刷は赤茶色で印刷していたが第16刷は焦茶色である。
 第23刷は全体を黄土色、第27刷は緑褐色地に刷って白抜きで、カバー表紙と同じ文字をやや縮小して左寄りに、上から下りて来た白線と下から上がって来た白線(カバー表紙のように太くない)の間に標題、「育て」の左に著者・写真、レリーフは「待」の右に縮小、そしてシリーズ名と番号は下部、標題の下に縦組みで入っている。
 奥付のレイアウトは変わっていない。上半分は「著 者 略 歴」は、第8刷と第16刷は同じ。第23刷と第27刷も同じ。
 ここでは第8刷と第27刷を比較して置こう。
 上部に横線(7.5cm)があってその上、中央に「著 者 略 歴」とある。そして2本めの横線(7.1cm)の間に、やや大きく「山田桂子(やまだ けいこ)」と「橋本紘二(はしもと こうじ)」とあって、まづ1段落めに生年と略歴、2段落めに著書、そして最後の行は字下げなしで住所。山田氏は第8刷は5行だったのが、第27刷は7行になっているのは2段落めが大幅に改訂されたからである。すなわち、第8刷は、

 著書『農村に生きる主婦たち』(農文協),編著『親の立場/子の立場』,『新しい家庭づくり』(農文協)。

となっていたのが、第27刷では、

 主な著書(いずれも共著)『親,子,教師みんなで取り組む/性教育』(農文協),『お産って楽しいね』(農文協),『やって/みたいなこんな仕事・保母さん』(あかね書房),『やってみた/いなこんな仕事・看護婦さん』(あかね書房)。

となっている。
 橋本氏は6行で、異同は、

 著書『春を呼ぶ村』(農文協),『別れのとき君たちは美し/い』(同時代社),『農民志願』(農文協)

の、仮に灰色太字にして示した箇所の追加のみ。
 2本めの横線の上、左詰めでやや大きく標題「「待ち」の子育て」は「ち」と「育」を2つのピークにしてうねっているが、第27刷でも直されていない。右寄せで「人間選書77」。2本めの横線と同じ長さの3本めの横線の間(cm)に、まづ発行日が左寄せで2行、少し空けて中央に著者と写真が、字間を1字分ずつ空けて2行、その下に発行所について、第8刷は3行だったが第27刷は4行である。1行め「発 行 所」と2号めの「郵便番号」住所は一致、第8刷の3行めは「電話 東京(585)1141(代)振替東京2-144478」だったのが第27刷は「電  話 03(3585)1141(営業) 03(3585)1141(編集)/FAX 03(3589)1387 振替00120-3-144478」となっている。
 3本めの横線の下は左右2列で、左には1行め左詰めでISBNコード、2行め中央やや左に「<検印廃止>」3行めは幅一杯に「© 山田桂子,橋本紘二 1986」とあるのは一致、右は第8刷は1行め「印刷・製本/東京印書館」2行めは中央に「Printed in Japan」とあるが第27刷は4行全て左詰めで1~2行め「印刷/東京印書館|製本/根本製本 」3行め「Printed in Japan」4行め「定価はカバーに表示」。
 第16刷は第8刷にほぼ同じで異同はそれぞれの発行日、第1刷の発行日の行の右端に第8刷は「定価 1,200円」とあったのが第16刷ではなくなって代わりに上記「定価はカバーに表示」が追加されている。第16刷と第23刷の異同は、電話番号が第16刷(585)が第23刷(3585)に、それから「印刷・製本/東京印書館」の1行が「印刷/東京印書館|製本/根本製本 」の2行に変わっていることで、そうすると第23刷と第27刷はそれぞれの発行日くらいしか異同がない(ことになる)。
 最後に「人間選書既刊目録」がある。2段組で第8刷は題3行取り4字下げ、1段に22行分、1頁め上1~19、下20~41、2頁め上42~63、下64~85、3頁め上86~91、以下余白、下段余白。第16刷、題2行取り2字半下げ、1段に21行分、1頁め上1~19、下20~40、2頁め上41~61、下62~82、3頁め上86~104、下105~119、以下余白。第23刷、題2行取り4字下げ、1段に23行分、1頁め上1~21、下22~44、2頁め上45~67、下68~90、3頁め上91~110、下111~133、4頁め上134~153(2行分余白、下段余白)、裏は白紙。第27刷、題2行取り1字下げ、1段に22行分、1頁め上1~20、下21~42、2頁め上43~64、下65~86、3頁め上87~105、下106~127、4頁め上128~149(題)、下149(著者名)150~170、5頁め171~190、下191~192、以下余白。(以下続稿)

*1:この本は除籍になってしまったようだ。怪しげなおっさんが別の目的で借りていると思われたのだろうか。