瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

岩館真理子『うちのママが言うことには』(5)

 3月19日に作成した草稿のうち、整っている前半を上げて置く。後半は改稿の上、追って投稿することとしよう。

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 2012年7月23日付(1)に述べたように、家に単行本(ヤングユーコミックス)の①②があるのだが、これも処分することにした*1
 子供の頃から私の周囲には少女漫画・女性向け漫画を読む人がいなかったので、当ブログで言及したことのある「りぼん」や「花とゆめ」を実際に手にしたことがない。当然「ヤングユー」も知らなかった。
 昭和61年(1986)創刊、平成17年(2005)廃刊。「ヤングユーコミックス」は昭和62年(1987)から刊行されている。
 従って、創刊から3年ほどしか経っていない、昭和63年(1988)12月刊の①と、平成元年(1989)10月刊の②の、カバー裏表紙折返しに載っている目録[ 好評発売中のYYコミックス ]は、コミックス発刊以来の書目が網羅されているようである。
 この目録には2012年7月24日付(2)にも触れたが、もう少し詳しく見えておこう。
 横組みで上部に内部を淡い黄色に網掛けした枠(0.5×5.2cm)に目録の題があって、その下に水色で列挙。以下に②に掲載される28点38冊を示して置こう。※を附したものは①に出ている18点24冊。巻数の相違は註に示した。

虹子theパーティ①~④  倉持知子 ※
花柄ティラノサウルス①②  倉持知子 ※*2
ビー マイ ベイビー①②  小椋冬美 ※
僕の好きなPeach Pie   小椋冬美 ※
ふたりの極楽日記   三谷美佐子 ※
良い子の同棲物語   三谷美佐子 ※
純愛にもほどがある  三谷美佐子
きわどいかんじ     原田智子
 ※
京都かぞえ唄殺人事件 坂井久仁江 ※
バッドコネクション  坂井久仁江 ※
バラ色の人生     坂井久仁江
夏だったね      笈川かおる
 ※
ソルジャー オブ レイン 笈川かおる
お月様がほしい     逢坂みえこ
 ※
9時から5時半まで①② 逢坂みえこ ※*3
『サラダの時間』    よしまさこ ※
See you again      秋本尚美 ※
季節のめぐるたびごとに  秋本尚美
Papa told me①~③   榛野なな恵
 ※*4
That's Michael!     中野純子 ※
IMOSEな関係①    中野純子
ダンディーとわたし①~③  山下和美
 ※*5
EVERESTより気高い   小塚敦子 ※
サイレント・ポジション   小塚敦子
うちのママが言うことには①  岩館真理子
あかるい夜のむこう    花田祐実
神様の贈り物      篠 有紀子
寝ても☆醒めても①    安積棍子


 左右は揃っており、作者名は同じ大きさのゴシック体、標題は明朝体で字数によって縦長で詰める。二重鉤括弧は半角、アルファベットの大文字は半角よりやや大きい。行間は①は半行分以上空いていたが②は詰まっており、ほぼ同じ範囲(①10.9×5.5cm、②11.1×5.5cm)に収まる。右下隅に濃い桃色の破線(①1.6×1.9、②1.9×1.8cm)があって、赤紫色の葉の付いたリンゴのマーク、塗り潰さずに実の形の太線の中に「LOVE」とあり、マークの下に「YY・C」と小さく添える。
 ①の奥付の前にある「ヤングユー」の見開き広告に、2012年7月25日付(3)の最後に示したように「このラインナップ」として大きく6人、「まだまだつづきます」として7人の名が見えるとしたが、前者は「  山下和美倉持知子  / 谷地恵美子/岩館真理子 /  小椋冬美榛野なな恵 」で、1行6字分の特大のゴシック体。この中では谷地氏の作品が②刊行時でもまだヤングユーコミックスに入っていない。そして後者は「篠有紀子 坂井久仁江 中野/純子 安積棍子 小塚敦子 /花田祐実 逢坂みえこ…… 」とやはりゴシック体。(以下続稿)

*1:2022年8月7日追記】処分することになったのだが、古本屋に持ち込まないままでいた。しかし祖母の蔵書を処分することになったついでに、段ボールの隙間を埋める形でこの2冊を処分することにした。

*2:①には「」のみ。

*3:①には「」のみ。

*4:①には「①②」のみ。

*5:①には「①②」のみ。