瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

岩館真理子『うちのママが言うことには』(1)

 別に読んでいる訳ではないが、家に単行本の初版が2冊あったので、図書館で文庫版を見かけて借りて来た。
・ヤングユーコミックス
『うちのママが言うことには①』1988年12月18日第1刷発行・定価450円・集英社・235頁

うちのママが言うことには 1 (YOUNG YOUコミックス)

うちのママが言うことには 1 (YOUNG YOUコミックス)

『うちのママが言うことには②』1989年10月24日第1刷発行・定価447円・集英社・201頁YOUNG YOU 特別企画文庫
『うちのママが言うことには①』1999年3月23日第1刷・定価657円・集英社・331頁
うちのママが言うことには 1 (YOUNG YOU漫画文庫)

うちのママが言うことには 1 (YOUNG YOU漫画文庫)

 カバーの表紙右上・背表紙上部・裏表紙折返しには「YOUNG YOU 漫画文庫」とある。
 単行本カバーには、表紙、裏表紙、表紙折返しの上部にカラーの絵がある。また、1頁(頁付なし)は薄いアート紙のカラー口絵で、その裏、2頁(頁付なし)の下部に横組みで茶色で印刷された「CONTENTS」がある。
 文庫版の方はカラーイラストはカバー表紙のみ、単行本に比して丁寧な画風で、当時のものではないようだ*1
 初出のデータは、単行本はカバー表紙折返しの下部に、次のように出ている。( )内はゴシック体の割書で「/」は改行位置。まずは単行本①。

収録作品
眠るテレフォン        (ヤングユー'88
2月号)
うちのママが言うことにはPart.1(ヤングユー'88
5月号)
うちのママが言うことにはPart.2(ヤングユー'88
9月号)
うちのママが言うことにはPart.3(ヤングユー'88
11月号)


 次に単行本②。

収録作品
うちのママが言うことにはPart.4(ヤングユー'89
2月号)
うちのママが言うことにはPart.5(ヤングユー'89
4月号)
うちのママが言うことにはPart.6(ヤングユー'89
6月号)
うちのママが言うことにはPart.7(ヤングユー'89
8月号)


 文庫版では最後の頁(①331頁)の次の頁の下部にある。

うちのママが言うことには①
Part.1(YOUNG YOU 1988年5月号)
Part.2(YOUNG YOU 1988年9月号)
Part.3(YOUNG YOU 1988年11月号)
Part.4(YOUNG YOU 1989年2月号)
Part.5(YOUNG YOU 1989年4月号)
Part.6(YOUNG YOU 1989年6月号)
にそれぞれ掲載されました。
(注)1/4コラムは、それぞれヤングユー/掲載当時に書かれたものです。


 1/4コラムとは、奇数頁の左端、1/4をコラム欄にしたもので、上部に黒地に白抜きでコラムの題(2行)、下部に黒地に白抜きで「岩館真理子」とある。単行本でその位置を示すと、①37頁「コンサート/大好きっ 」絵入、①95頁「遊園地/大好きっ 」絵入、①145頁「甲子園/大好きっ 」①199頁「ドライブ/大好きっ 」絵入。②39頁「おもち/大好きっ 」絵入、②87頁「なつメロ/大好きっ 」絵入、②131頁「アイドル/大好きっ 」②181頁「童話/大好きっ 」。
 コラムは手書きで横書きの文字、「絵入」としたものにはイラストが描き込まれている。①145頁「残敗」となっているような誤字もある(もちろん「惨敗」とあるべきところ)。文庫版ではこれを「ヤングユー掲載当時に書かれた」とするのだが、雑誌ではこういうところには広告が入っていたのではないのか。(以下続稿)

*1:7月30日追記】この「当時のものではない」は見当外れで、Part.19、文庫版③239頁の見開き左頁の図だった。