瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

山岸凉子『妖精王の帰還』(1)

 昨年の7月から8月に掛けて山岸凉子舞姫 テレプシコーラ』全15巻を読んで、それまではバレエなどは男がタイツを穿いて、ちょこちょこ爪先立ちして、気色悪い、くらいに思っていて、子供の頃は「白鳥の湖」など音楽を聴くだけで鳥肌が立って飛び退いたくらいだったのが、――すっかり抵抗感が失せてしまった。詩とか文豪とかに抵抗がなくなったのと同じように。
 しかし、その当座はそこまでで、それ以上には進んでいなかったのだが、10月中旬にたまたま『アラベスク』完全版を図書館の棚で目にして、いよいよ病膏肓に入ったのである。
 それで、他にもいろいろ読んだり見たりし始めた。
 ついに12月下旬には、キエフ・バレエの「くるみ割り人形」を見に行ってしまった。

ハローキティのくるみ割り人形 [DVD]

ハローキティのくるみ割り人形 [DVD]

 図書館で借りたDVDや『テレプシコーラ』で予習していたので、すんなりと理解出来た。

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 さて、今日は今後の導入として、そんな風にして手を伸ばした本の1冊を、まず紹介しよう。
山岸凉子『妖精王の帰還2007年3月14日初版第1刷発行・定価2,800円・ブッキング・103頁・B5判上製本

妖精王の帰還

妖精王の帰還

 本書刊行については、復刊ドットコムブログライター四代目、熊野のブログ「復刊ドットコムblog」の2006年11月4日「山岸涼子先生」及び2007年1月14日「妖精王の帰還」や、ブッキング編集統括係長Bのブログ「復刊ドットコムはてな分室」の2007-01-11「【新刊】妖精王の帰還/山岸凉子」などに記述のあるように「復刊ドットコム」の投票による復刊である。但し元版そのままでないことは上記ブログ記事や、103〜100頁「●初出一覧・コメント」に説明がある。(以下続稿)
1月16日追記】投稿当初「山岸凉子舞姫 テレプシコーラ』(13)」としていたが、1月16日付「山岸凉子『妖精王の帰還』(2)」の投稿に際して改題した。