『｢超｣怖い話』（11）

・勁文社文庫21　Q-013『｢超｣怖い話』1993年６月１日　第１刷・定価544円・218頁
　今私の手許に勁文社文庫21版の『｢超｣怖い話』シリーズが4冊ある。本書と『続｢超｣怖い話』『新｢超｣怖い話』『新｢超｣怖い話５』で、いづれもカバーは同じレイアウトになっている。書影は「｢超｣怖い話公式ホームページ」の「「超」怖い話資料集」にて閲覧出来る。
　すなわち、不気味な写真のコラージュに縦組みで大きく標題「超怖い話」、本書は「超」を鉤括弧で括らないが他の3冊はごく細い線で「超」を括る。なお「超」は4冊とも大きくゴシック体白抜き、その下の「怖い話」はやや小さく、『新｢超｣怖い話５』はゴシック体白抜き、他の3冊は明朝体にしている。なお他の3冊は「超」と「怖」の偏の周囲と「怖」の右下を除く2/3ほどの周囲を同じ形の赤い血痕か何かのようにして、その内側の文字は白抜き、その下「怖」の右下1/3と「い話」は赤地にしている。本書以外の3冊は「超」の右、上寄りに「続」もしくは「新」とさらに小さくゴシック体白抜きで添え、標題の左側に位置は上下・遠近区々だがゴシック体で、本書は白抜きで「安藤君平編著」、『新｢超｣怖い話５』は赤、他の2冊は白抜きで「樋口明雄編著」と示す。いや新｢超｣怖い話５』は「５」を特に大きく「話」の左に赤で添えている。
　そして下部を、本書は 1.8cm 青緑地にして、ゴシック体横組みで「勁文社文庫 ２１ TWENTIETH-ONE」とレーベル名が入るのは共通。「２１」は図案化された斜体で右上から左下に伸びた楕円の下部に入っている。この楕円は青緑地のところは白く抜いており、上半分のコラージュ写真に掛かるところは黒地に黄色く星座のように●を幾つか打っている。このレーベル名表示はカバー裏表紙も同じである。なお、この黒地に黄色の●を打つのは各冊ともカバー背表紙の最上部（0.9cm）が同様の柄になっている。
　カバー背表紙はその下は白地で、本書は1字半分空けて明朝体太字で「｢超｣怖い話」と標題、他の3冊は本書の空白になっているところに「続」もしくは「新」と入れる。下部にゴシック体でやや小さく本書は「安藤君平／編著」他の3冊は「樋口明雄／編著」とし、最下部、カバー表紙・裏表紙が青緑地にしているところを黄色地にして、本書は「Q-013／勁文社／２１」と3段に横並びで入れる。『続｢超｣怖い話』は「Q-016」、『新｢超｣怖い話』は「Q-019」、『新｢超｣怖い話』は「Q-055」である。
　カバー裏表紙の文字は全て横組みで、先述した最下部のレーベル名表示以外は白地、左上にバーコード2つ、本書は「9784766917932／1910193005609」、1つめのバーコードの右にOCRｰBでISBNコードとCコード、本書は「ISBN4-7669-1793-6／C0193 P560E」とあり、2つめのバーコードの右には明朝体「定価560円」の下に小さく「(本体544円)」と添える。定価は『新｢超｣怖い話５』のみ「定価580円／(本体563円)」である。
　中央やや下に青緑色の横線（7.7cm）2本の間（2.9cm）に明朝体で6行の紹介文、題は1本めの横線の上、左寄せで「編著者のことば」、右寄せでやや大きく明朝体太字で本書は「安藤君平」他の3冊は「樋口明雄」とある。本書の「編著者のことば」は以下の通り。

ここ数年、神秘体験、霊体験をする人が妙に増えているような／気がします。かくいう私自身がそうですし、身の周りにも意外／と数多くいたりします。本書では、そんなごく普通の人たちが、／なに気なく体験してしまった奇妙な話を集めてみました。もち／ろんすべてが実話。どこかで聞いたような話は極力排除。怖く／て奇妙でどこかおかしい、そんなお話をお届けいたします。

　カバー表紙折返し、カバー表紙及び裏表紙の青緑地の続きが、黒地に黄色く星座のように●を幾つか打つ柄になっており、これはカバー裏表紙折返しも同じである。他は白地で右側やや上寄りにゴシック体縦組みで、章ごとに題を2つずつ挙げている。