瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

『「超」怖い話』(19)

・安藤君平『[小説]ウィザードリィ【アラビクとマルグダの物語】1992年3月25日第1刷発行・定価971円・双葉社・254頁・新書判上製本

 カバー表紙折返しの上部には「STORY」最下部に「カバー・デザイン▶広井一夫[WIDE]」とある。
 見返し(遊紙)は黒でアート紙のカラー口絵が4頁ある。1頁(頁付なし)扉、2~3頁(頁付なし)「目次」の、3頁左端やや下に縦組みで小さく3行、

口絵・本文挿画/浅田 隆
装丁/広井一夫[WIDE]・本文デザイン松岡裕典[NEXT]
制作/スタジオ・ハード

とある。4頁は「登場人物 ■ 紹介」で8人が取り上げられている。5頁から本文、254頁まで。
 次の頁付のない1頁に「■STAFF」として英語で制作スタッフ紹介。その裏が横組みの奥付だが「定価・発行日はカバーに表示してあります」とて、カバー裏表紙折返しの下部に発行日と税込で「定価1,000円」とした横組みの奥付が入っている。本体定価はカバー裏表紙の上部にISBNコードやCコードなどとともに示される。
 もちろん私は本書の内容には余り興味がないので、何故本書を取り上げようと思ったのかと云うと、カバー裏表紙折返しの上部にある「PROFILE」に、最上部にカラー写真(3.9×3.5cm)があって、折って手を挙げた右腕を前にした、キャメル色の上着を羽織った縦縞のワイシャツの、黒縁眼鏡を掛けて白い歯を見せて微笑んだ若い男性が、煉瓦の壁を背景に写っている。その下に横組みでやや大きく「安藤君平KUNPEI ANDO」とあり、以下は明朝体で、

1963年生まれ。名古屋市出身。早稲/田大学教育学部卒。広告会社勤務を/経て、フリーのライター兼ゲームプ/ランナーに。担当したファミコンゲ/ームに、「アイドル八犬伝」(シナリオ)/や「孔雀王」(ストーリー)などがあ/る。趣味は怖い話収集。その方面の/編著作に「超怖い話」(勁文社)があ/る。ゲームの次回作は、「地球防衛少/女イコちゃん」(92年夏発売予定・グ/ローバルデータ通信)で、プロデュ/ースとシナリオを担当している。

と『「超」怖い話』に触れていることに注意したからである*1。それ以上に気になったのは本書が「安藤君平」名義であることで、9月25日付(12)に取り上げた、勁文社文庫21 Q-013『「超」怖い話』のカバー裏表紙折返し「編著者紹介」に「1992年4月、愛車ルノー5の故障多発のげん直しに、これまでの “薫平” のペンネームを “君平” に改める。」とあったが本書の刊行は3月だから4月よりも前である。
 改名時期について WiKipedia「安藤尚彦」項に加筆しようかと思っていたのだが、しばらく様子を見ることにしよう。まぁ、多分書き込みません。(以下続稿)

*1:11月8日追記灰色太字箇所を追加。