瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

太宰治『人間失格』の文庫本(09)

新潮文庫443(1)
昭和二十七年十月三十日発行
昭和四十二年九月三十日四十二版改版
・昭和五十六年二月五日八十八刷(152頁)定価180円
・昭和五十九年五月三十日九十八刷・定価200円*1
昭和六十年一月三十日百刷改版(166頁)
・平成二年五月三十日百十六刷・定価214円*2
・平成七年六月五日百三十二刷・定価311円*3
・平成十四年五月二十五日百四十四刷・定価286円*4

・平成十五年三月二十日百四十八刷・定価286円
・平成十六年五月三十日百五十一刷・定価286円
平成十八年一月十五日百五十六刷改版(185頁)定価286円*5
・平成十八年五月三十日百五十九刷・定価286円*6
・平成十九年十二月三十日百六十五刷・定価286円*7
・平成二十年六月十五日百六十八刷・定価286円
・平成二十年七月二十日百六十九刷・定価286円
・平成二十一年七月十五日百七十七刷・定価286円*8
・平成二十一年七月二十五日百七十八刷・定価286円*9
・平成二十一年九月十日百八十三刷・定価286円*10
・平成二十一年十一月十五日百八十四刷・定価286円*11
・平成二十一年十二月十五日百八十五刷・定価286円*12
・平成二十二年六月十五日百八十七刷・定価286円
・平成二十五年六月十日百九十二刷・定価286円*13
・平成二十六年六月十日百九十三刷・定価286円*14
・平成二十七年八月五日百九十六刷・定価286円*15
・平成二十九年五月二十五日百九十九刷・定価280円*16
・令和 四 年 四 月三十日二百十一刷・定価280円*17
 ここに(今のところ)示されている書影は「カバー装幀 唐仁原教久」のもので、今日までに私の見た中では百四十八刷から百六十九刷までがこの表紙である*18Amazon詳細ページの書影は桃色一色で、現在店頭に並んでいるはこちら、私の見た中では百八十七刷がこのカバーである*19。上部に「人間失格太宰治」中央やや上に「ningen shikkaku/osamu dazai」そして下部、書影では帯に隠れているが「shincho bunko」とある。カバー折返しも桃色で、表紙折返しには略伝はあるが写真はない。略伝は百六十八刷・百六十九刷と同文*20。裏表紙折返しの上部に作品の紹介文があるが、これは百五十一刷・百六十八刷・百六十九刷の裏表紙の右上にあるものと同文で、左下に「カバー印刷 錦明印刷/デザイン Onuki DESIGN」とある。カバー裏表紙、左上のバーコードの地のみ四角く白くなっている。その下、定価とISBNコードとCコードが百六十八刷・百六十九刷のカバーとほぼ同じ位置にある。横線と葡萄のマークはない。カバー背表紙は全て桃色で百六十八刷・百六十九刷と同じ位置に黒で同じ文字がある。百四十八刷から百六十九刷まで黒地を白く抜いて[た 2 5]と入れていたが、黒線で角切の長方形を描いていてその内も外も桃色。その下、分類票が貼付されているが「新潮文庫286」とあるらしい*21。内容は奥付の発行日と奥付の前の「新潮文庫最新刊」の3頁が違うだけで、百六十八刷・百六十九刷・百八十七刷と同一である。(以下続稿)

*1:7月14日追加。

*2:12月18日追加。

*3:2013年1月18日追加。

*4:2016年11月12日追加。

*5:2013年7月8日追加。

*6:8月4日追加。

*7:2013年8月27日追加。

*8:8月5日追加。

*9:9月9日追加。

*10:8月4日追加。

*11:2014年5月5日追加。

*12:2013年7月9日追加。

*13:2016年7月17日追加。

*14:2016年4月8日追加。

*15:2016年2月3日追加。

*16:2017年12月1日追加。

*17:2023年2月24日追加。

*18:8月4日追記】百八十三刷のカバーも表紙・背表紙・裏表紙は百六十九刷に同じ。表紙折返し・裏表紙折返しは7月4日付「太宰治『斜陽』の文庫本(3)」等で触れた、新潮文庫261『斜陽』百二十四刷・新潮文庫2819『津軽通信』第二十五刷に同じ。【8月5日追記】百七十七刷は桃色の表紙であった。この辺り増刷の頻度が高く、カバーの掛け外しなど複雑な事情があるか。【9月9日追記】その後、別の図書館で見た百七十七刷・百七十八刷・百八十八刷は桃色カバーで一致、奥付の発行日の他は「新潮文庫最新刊」3頁が違うのみ。【9月30日追記】唐仁原氏のカバーのかかっている百八十七刷を見た。【2013年3月23日追記】桃色のカバーの掛かっている百六十八刷を見た。【2013年7月9日追記】唐仁原氏のカバーのかかっている百八十五刷を見た。【2013年9月2日追記】桃色一色のカバーのかかっている百八十五刷を見た。【2013年9月25日追記】桃色一色のカバーのかかっている百八十五刷と百八十七刷を比べてみた。異同は奥付のそれぞれの発行日と、その前の「新潮文庫最新刊」3頁の内容だけ。但しこの「新潮文庫最新刊」については従来、同じ月でなければ違うのが当然であるから、異同として特に指摘しなかった。今後もそうするつもりである。【2014年6月6日追記】唐仁原氏のカバーのかかっている百八十四刷を見た。【2016年2月3日追記】百九十六刷のカバーは灰色の布目模様を打ち出したものであった。【2016年7月17日追記】唐仁原氏のカバーの掛かっている百九十二刷を見た。【2017年11月12日追記】唐仁原氏のカバーの掛かっている百九十六刷を見た。

*19:7月14日追記】投稿後もしばらくは唐仁原氏のカバーだったが、今日見てみたら桃色一色のカバーに変わっていた。唐仁原氏のカバーはAmazon詳細ページなどで見ることが出来る。【9月30日追記】今日見てみたら、桃色一色のカバーではなく唐仁原氏のカバーに戻っていた。帯の附された桃色のカバーはAmazon詳細ページなどで見ることが出来る。【2013年7月9日追記】現在、また別の表紙に変わっている。今のところAmazon詳細ページの書影が唐仁原氏でなくなっている新潮文庫太宰治の本は『人間失格』のみ。これは、桃色のカバーのように一時的なものなのか。それとも今後、他の作品も唐仁原氏の表紙でなくなってしまうのか。【2023年2月24日追記】やはり百九十六刷辺りの一時的な変更であったらしく、二百十一刷ではまた唐仁原氏のカバーに戻っていた。よって百九十六刷の前に置いていた書影を百四十八刷の前に移した。

*20:2013年1月28日追記】百七十七刷の桃色のカバーも同様で、これは③百五十一刷と略伝を比較してみたが同文であった。

*21:2013年1月28日追記】最下部、③百五十一刷には「\286」、④百五十九刷には「\286」に下線。【2013年3月23日追記】百六十八刷(桃色のカバー)には「\286」。