瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

角川文庫の『竹取物語』(11)

・角川文庫15242(2)
 他の章についても示して置く。
「二、姫の望み」初版16〜28頁(1図)→改版14〜26頁(1図)
「三、み仏の石の鉢*1」初版29〜34頁(1図)→改版27〜32頁(1図)
「四、蓬莱の玉の枝*2」初版35〜54頁(1図)→改版33〜52頁(1図)
「五、火ねずみの皮衣*3」初版55〜65頁(1図)→改版53〜63頁(1図)
「七、つばめの子安貝*4」初版82〜93頁(1図)→改版79〜90頁(1図)
「八、ミカドのおでまし」初版94〜107頁(1図)→改版91〜104頁(1図)
「九、天の羽衣*5」初版108〜131頁(2図)→改版105〜128頁(2図)。
 129〜133頁「あとがき」と134〜141頁「解説」は初版と全く同じ組み方。
 143頁(頁付なし)中扉「竹取物語(原文)」下部に「三谷栄一校訂/ 武田友宏脚注」は初版よりも一回り大きい。その本文の145〜198頁も初版と同じに見える。ところで注番号は漢数字だが、横棒が初版でははっきりしていたのに比して、改版では薄い。
 奥付、裏が角川源義「角川文庫発刊に際して」、最後に「角川文庫ベストセラー」1頁に7点の目録、表に星新一6点に半村良1点、裏は筒井康隆7点。
 結論として、初版と改版で挿絵が違っているくらいで、何ら内容の違いはない。

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 以上で、ある公立図書館の書棚で見た角川文庫の『竹取物語』5点について、一通り述べた。まだ角川mini文庫の『竹取物語』を見ていないが、これは機会があればということにして置く。

*1:ルビ「はち」。

*2:ルビ「ほうらい」。

*3:ルビ「かわごろも」。

*4:ルビ「こやすがい」。

*5:ルビ「あま・はごろも」。