・讀賣新聞（２）
昭和22年（1947）の「讀賣新聞」には、8月14日の噴火以外にも浅間山噴火が出ていました。
この時期、まだ「讀賣新聞」は縮刷版を出していませんが、昭和20年（1945）から昭和23年（1948）の4年分の縮刷版を、「朝日新聞縮刷版」を復刻した日本図書センターが制作して刊行しています。
・『読売新聞〈縮刷版〉昭和22年版・下』一九九五年三月二五日発行・全二冊四五､〇〇〇円・日本図書センター・4＋368頁・B4判上製本
巻「下」の次に割書で「自 二五三二二号（昭和22年７月）／至 二五五〇四号（昭和22年12月）」とあります。
前付は「主要記事索引」(1)〜(4)頁。扉裏にある「「読売新聞縮刷版」復刻刊行にあたって」*1によれば、全4項目中3つめ「一、本書巻頭の記事索引は、小社にて新たに作成したも／のであり、‥‥」とあります。
10月21日付（13）に引いた8月16日付記事は96頁に出ていますが、「主要記事索引」のどこにもこの記事のことは出ていません。
その代りに、前付(3)頁7段め「[地 方]」の3項めに、
怒る浅間山……………………………18
とあるのに気付きました。
・昭和22年７月８日（火曜日） 西暦1947年 第25329号 4版（２）☆☆
復刻版18頁、5〜7段め、草原の向う、山の形の雲に隠れていますが、そこから噴煙が立ち昇っている写真があります。8月14日の噴煙ほどの勢いはありません。そして下部に横組みで、次のようなキャプションがあります。
怒る淺間山〈昭和16年以來６年ぶりといわ／れる６日の大噴煙（小諸発）〉
10月5日付（06）に引いた「気象庁」HPの「浅間山 有史以降の火山活動」の昭和22年（1947）条に見えていた、7月6日の噴火の写真です。
先月「ヨミダス歴史館」を検索したときには気付きませんでした。改めて検索して見ようと思います。（以下続稿）
