瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

Hans Carossa“Rumänisches Tagebuch”(1)

岩波文庫4869-4870『ルーマニア日記』高橋健二
・昭和二八年三月 五 日 第一刷発行(164頁)
・昭和四七年三月一〇日 第九刷発行 定価★★
・昭和四九年一月三〇日 第一〇刷発行 定価★★
岩波文庫32-436-2『ルーマニア日記』高橋健二
・1953年3月5日 第1刷発行

ルーマニア日記 (岩波文庫 赤 436-2)

ルーマニア日記 (岩波文庫 赤 436-2)

・第11刷 定価☆☆¥200
・1994年3月8日 第12刷発行 定価398円
 第九刷・第一〇刷・第12刷を見た。第九刷・第一〇刷は創刊からの★の数を勘定した番号が示されていたが、第12刷ではジャンル−作者番号−刊行順番号に替わっている。Amazon詳細ページに示される書影に示される番号も後者であるが、第12刷には「リクエスト復刊」のカバーが掛かっているので、この書影は第11刷のものと特定出来る。
 カバーの掛かっていない第九刷と第一〇刷の本体表紙は同じ(らしい)。すなわち、私の見た第九刷には、赤帯が背の部分のみ保存されていて、第一〇刷の最下部にある、茶色で横転した「4896―4870 ★★」が見えない。赤帯びの上部には種を蒔く人のマーク、ゴシック体で「六八一 ルーマニア日記 ★★」漢数字は半角。
 第12刷、カバー表紙は白い横線が0.7cm間隔で走って青地に、上部に黒の正方形(一辺6.2cm)があって、明朝体横組み白抜きで中央に「カロッサ作/高橋健二訳」その上に大きく標題、下部中央に桃色の「岩波」の壺印。最下部に黒のゴシック体と明朝体の横組みで「436-2岩波文庫」とある。なお、画像検索するとこのカバー表紙に桃色と白の「リクエスト復刊/1994年/春/岩波文庫」の帯の掛かった書影がヒットする。すなわち平成6年(1994)春のリクエスト復刊のカバーである。2012年6月18日付「小泉八雲『骨董』(1)」に取り上げた岩波文庫32-244-3『骨董』第6刷に、同じリクエスト復刊のカバーが掛かっていた。
 カバー背表紙、肌色地で上部に明朝体で標題、その下に2行で「カロッサ作/高橋健二訳」、下部の桃色地(5.6cm)の上部に「赤 四三六-二」漢数字は半角、中央やや下に「岩波文庫」、下部に「410」に太い下線。最下部は肌色地(0.5cm)
 カバー裏表紙、左上にバーコート2つ「9784003243626/1910197004103」右上に「ISBN4-00-324362-5/C0197 P410E」少し空けて「定価410円(本体398円)」、中央に「岩波」の壺印。
 カバー表紙折返し、白地で上部右寄りに縦組みで、

ルーマニア日記
軍医として第一次大戦に加わった体験を書い/た従軍日記。自然と人間を静かに見つめるカ/ロッサの言葉は、深くてつよい感銘を与える。/一九二四年刊。


 右下に明朝体縦組みでごく小さく「カバー = 中野達彦」とある。
 カバー裏表紙折返し、『広辞苑』第四版の広告。(以下続稿)