瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

米光秀雄・滝沢博・浅井徳正『多摩』(3)

 昨日の続き。
・郷土叢書2『続多摩』(2)
 重刷のカバー裏表紙折返しは、『多摩』四刷と同じような既刊書の広告になっている。最上部の中央に「武蔵書房郷土叢書」とあって、「 多 摩(風土とその歴史)  〈米光秀雄滝沢 博浅井徳正〉」著者名はやや小さく3行。1行弱空けて、

 『多摩』――実に快い響きをのこす言/葉である。かつて先人たちは清冽な多摩/川を「玉川」と美称し,多摩の山河をめ/ぐる風土をこよなく愛した。今,ここに/多摩に住む著者たちが,長年足でかせい/だその成果をもって,ほろび去らんとし/ている古い道・峠・古城址などにスポッ/トをあて,あざやかに再現し,そこに残/された民俗・歴史をさぐり,営々として/多摩に生きる庶民の姿を描き出す。


 さらに1行弱空けて、「武蔵書房郷土文化叢書」とあって、「 塩 舟 観 音 寺     武蔵書房編」」1行弱空けて、

 青梅市塩舟にある当寺は,古来より信/仰のメッカとして知られ,国重要文化財/・都重宝などの指定を受けた堂宇・仏像/が安置され,「文化財の宝庫」として訪/れる人を驚嘆させている。

とある。その下、最下部に太線の囲み(2.5×5.5cm)があって3行「 武蔵書房近刊 郷土叢書3多摩の発掘   塩野半十郎」とある。
 重刷の本体表紙、角背、無地で横縞の透かし。文字は背表紙にのみ金文字でカバー背表紙と同じ、但し位置が若干異なり、標題はカバーより若干上、著者3名は3字分上、版元名はほぼ同じ位置。
 見返し(遊紙)、初刷は緑褐色であったが重刷は茶色。
 奥付、上部に〔著者略歴〕があって「米 光 秀 雄」と「滝 沢   博」は変更なしだが「浅 井 徳 正」は紹介文の3~4行め「‥‥. 青梅市立第七中学/校勤務.」とあったのがなくなって1行減っている。そしてその分〔著者略歴〕全体が拡大されている。他に異同は重刷の発行日の1行が追加されていること、「発行所」の「武 蔵 書 房」の前の、文字を小さくしない明朝体の角書が「図書/出版」だったのが「有限/会社」になっていること、電話と振替は組み直されて均等割付になっていること、電話には異同があって初刷「TEL 0425 (51)5542」重刷「TEL0425(54)5542」となっている。そして最下部の太線の下、初刷には左寄せで小さく「編集担当 米 光  忠」とあったのが重刷にはない。
 奥付の裏「武蔵書房郷土叢書」の広告で、初刷は上段に「郷土叢書1/多 摩」下段は「郷土文化叢書1/塩舟観音寺」と「郷土叢書3/多摩を掘る」で後者は紹介文の末尾に(十一月予定)とある。重刷も同じレイアウトだが上段は「郷土叢書3/多 摩 を 掘 る」と「郷土叢書4/多摩ふるさとの唄」、下段は「郷土叢書5/多 摩 石 仏 散 歩」で以上3点には紹介文がある。縦線で仕切って「郷土文化叢書1/塩 舟 観 音 寺」再度仕切って遺跡の調査報告書2点。(以下続稿)