瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

祖母の蔵書(40)澤田ふじ子

廣済堂文庫*1
さ 4-3『木戸の椿<公事宿事件書留帳・二>平成8年2月1日 初 版・平成8年4月20日 2 刷・定価534円・廣済堂出版・323頁

※ 帯あり「テレビ朝日系にて好評放映中!! ◉木曜夜8:00~ 大江戸弁護人走る」裏表紙側「公事宿事件書留帳シリーズ」3点、表紙側折返しの右端上寄せ「|澤田ふじ子 木戸の椿 |」ゴシック体で左右に縦線。
さ 4-4『拷問蔵<公事宿事件書留帳・三>平成8年5月1日 初 版・定価534円・廣済堂出版・298頁※ 帯あり「テレビ朝日系にて好評放映中!! ◉木曜夜8:00~ 大江戸弁護人走る」裏表紙側「公事宿事件書留帳シリーズ」3点、表紙側折返しの右端上寄せ「|澤田ふじ子 拷問蔵  |」ゴシック体で左右に縦線。
 後述するように『四』以降は幻冬舎文庫から文庫版が出ている。もちろん『三』までも改めて幻冬舎文庫版が刊行されている。
 帯は表紙側折返しの標題以外は一致する。わざわざ標題を刷らなくても良かったのではないか。表紙側の右に放送時間やドラマのタイトルに重ねて主演の高嶋政宏の白黒写真。同じ原作で、内藤剛志主演のNHK総合・金曜時代劇「はんなり菊太郎〜京・公事宿事件帳〜」が2002年(6回)2004年(6回)、そして木曜時代劇「新・はんなり菊太郎〜京・公事宿事件帳〜」として2007年(8回)が制作されたためか、平成8年(1996)4月4日から9月12日まで全18回放送された、テレビ朝日の木曜時代劇の情報はネット上にも殆ど挙がっていない。しかしかろうじて(?)テレビ時代劇を網羅的に扱っている吉外武男のサイト「チャンバラ狂時代」の「テレビ時代劇 資料庫」の「1996年放送の時代劇」によって放送日・各話の題・出演者(ゲスト)が分かる。
 祖母の持っていた2冊は放送中の増刷・新刊で、帯を掛けて平積みになっていたのを買ったのであろう。『一』が見当たらないが、買わなかったのだろうか。

・中公文庫 さ 28 12『流離の海 私本平家物語2000年8月10日印刷・2000年8月25日発行・定価1095円・中央公論新社・642頁

※ 帯あり「中公文庫 今月の新刊」
幻冬舎文庫
さ-5-1『木戸のむこうに』平成12年4月25日 初版発行・定価533円・278頁※ 帯あり「創刊3周年フェア」最新刊、書影にあるものと同じ。
さ-5-5『公事宿事件書留帳 奈落の水』平成13年4月25日 初版発行・定価571円・347頁※ 帯あり「創刊4周年フェア」最新刊。
 単行本は『五』まで廣済堂出版から刊行されていたが『六』からは単行本も幻冬舎から出て、幻冬舎文庫に入っている。
・光文社時代小説文庫 さ 16-24『冥府小町 ――土御門家・陰陽事件簿㈥――2013年5月20日 初版1刷発行・定価629円・346頁 8月29日夕方、祖母宅に立ち寄った折に、寝間の洋服簞笥の前、蒲団が畳んである陰に、ティッシュBOXで拵えた本立てが2つと紙袋があった。1人暮らしには広い家だけれども、よく整理されていて見通し(?)が悪い訳ではない。だから、クローゼットや本棚に、1段に3列並べているのでまだ本が何冊あるのか、分からないだけで、本のある場所は全て見付けたつもりでいた。しかし、その、全て見たつもりだった室内に、まだあったのである。――老人のこととて蒲団を押入れには仕舞っておらず、寝間の窓際の狭いスペースに畳んだままにしてあった、その陰に、あったのである。本立てには平岩弓枝御宿かわせみ』の文庫版が全冊、紙袋には『新・御宿かわせみ』が(全部かどうかは分からないが)入っていた。もう1つの本立てには大沢在昌など何人かの作家の文庫本があって、廣済堂文庫の上記2冊はその中に混ざっていたのである。――もう、ないと思うのだけれども。(以下続稿)
2023年8月9日追記】寝間の小簞笥の下の段ボールに5冊仕舞ってあった。――『公事宿事件書留帳』の『一』が見当らないと書いたが、ここに『一』もあった。但し平成11年(1999)の増刷である。そして『二』『三』も恐らく同時に、全く同じ「特選痛快時代小説フェア」の帯の掛かったものをダブリで買っていた。
廣済堂文庫453/さ 4-2『闇の掟<公事宿事件書留帳>平成7年6月1日 初 版・平成11年4月25日 6 刷・定価543円・廣済堂出版・324頁※ 帯あり「特選痛快時代小説フェア
廣済堂文庫505/さ 4-3『木戸の椿<公事宿事件書留帳・二>平成8年2月1日 初 版・平成11年6月10日 6 刷・定価543円・廣済堂出版・323頁※ 帯あり「特選痛快時代小説フェア
廣済堂文庫517/さ 4-4『拷問蔵<公事宿事件書留帳・三>平成8年5月1日 初 版・平成11年8月1日 6 刷・定価543円・廣済堂出版・298頁※ 帯あり「特選痛快時代小説フェア
・徳間文庫 さ 11-13『遠い螢』1998年3月15日 初刷・定価533円・徳間書店・313頁※ 帯あり「徳間文庫19thアニバーサリーフェア上半期ベストセラー&ロングセラー大全」折返し白地、裏表紙側折返しのみ右下隅に「A」とある。
・徳間文庫 さ 11-15『真贋控帳《これからの松》1999年4月15日 初刷・定価514円・徳間書店・286頁※ 帯あり『最新刊」書影に同じ

*1:2023年6月10日追記】カバー背表紙の最上部に番号があることをメモし忘れていた。廣済堂文庫は某巨大新古書店では取ってくれなかったのでまだ祖母宅に残してあるので確認出来た。『木戸の椿』は「505」、『拷問蔵』は「517」である。