瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

祖母の蔵書(147)歴史雑誌

 昨日の山本周五郎は昨年来の懸案(?)だった。クローゼットの奥に纏めてあるのを見付けたときには随分沢山あるような気がしたのだが、数えてみると19冊で、他に保存されていたものと合わせても32冊である*1。昨年、ベテランの古本屋に相談に行った際、言下に売れないと断られてしまったので、新古書店に持ち込めそうな2冊だけ持ち帰って、残りは全て祖母宅でメモを取って残して来た。メモは伯母の訳詩のJASRAC「内国作品使用料分配明細書」の裏を(余白が多いものは表も)利用して、基本的に場所毎に作成して行ったのだが、山本氏の本は纏まっていた19冊以外は7箇所に13冊が分散して在ったので、記事に纏めるに際してはメモを繰るのも一苦労だった。ただ退去直前まで手を着けなかったので何が何処にあったかは何となく覚えていた。けれどもそのメモが何処にあるか俄に分からないのである。そこで大学ノート2冊分くらいの重さのあるメモを一通り見返すことになった。それで過去の記事に追加すべき分を何冊となく見付け、新たに記事に立てるべき分を再確認出来た。しかしおいそれとは進まない。それから、既に記事にした分を、もう一度照合した上でメモを廃棄しようと思っているのだが、なかなかゆっくり見直す余裕もないのである。
 祖母は雑誌もかなりの数を仕舞い込んでいたが、総合誌と俳句雑誌とパズル雑誌の一部を除いてメモを取る余裕がなく、本と違って気兼ねなく捨てられると思って持ち帰って来た。相撲雑誌とパズル雑誌は一応の整理を終えて週明けには片付くはずである。俳句雑誌は昨年のうちにメモを取ったのだが、目下そのメモが行方不明で未投稿である。他に料理雑誌・手芸雑誌と云った主婦らしいものから週刊誌、そして歴史雑誌を愛読していた。
洋泉社MOOK「歴史REAL」A4判角背
・「大江戸侍入門」2013年1月10日発行・定価838円・127頁

洋泉社MOOK「別冊歴史REAL」A4判角背
・「江戸の食と暮らし」2014年1月4日発行・定価933円・109頁歴史群像1月号別冊「歴史発見」vol.1黒田官兵衛と天下一統の真実](2013年12月5日発売・定価648円・学研パブリッシング・127頁・A4判中綴じ)晋遊舎ムック「歴史探訪シリーズ」A4判中綴じ
・「真『三国志智将・豪傑・名軍師10大決戦平成25年11月1日発行・定価838円・122頁 以上は居間のソファの脇にあった。祖母が自宅で独居していた最後の時期に買ったもので、以前からこの手の雑誌を買っていたかどうか。或いは、自分でも衰えを感じて、このようなビジュアルを重視した雑誌の方が読み易くなっていたのかも知れない。
・週刊 神社紀行 10月20日別冊「安倍晴明を旅する 陰陽師伝説紀行平成15年10月20日発行・定価648円・学習研究社・50頁・A4判角背
 これは寝間の鏡台の脇の本立てにあった。全50巻の「週刊神社紀行」に1冊だけ刊行された別冊。「週刊神社紀行」の方は買わなかったらしい。これ1冊だけ買ったとすればそれはもちろん2022年9月4日付(039)に取り上げた夢枕獏の「陰陽師」シリーズからの興味で、であろう。伝説もしくは地理(紀行)に分類すべきかと思ったのだが類書が少ないのでここに含めて置く。(以下続稿)

*1:仮に持ち帰った中に紛れている可能性はある。見付かり次第昨日の記事に追加の予定。