瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

鎌倉の案内書(01)

 7月12日付「塩嘗地蔵(014)」に書影入りで紹介した「楽楽」シリーズ(JTBパブリッシング・横書き・オールカラー・21.0×12.5cm)について。当時は4つの版しか見ていなかったが、現在、6つの版を借り出して並べている。
 このシリーズの鎌倉は、表紙のデザインにより3種に分けることが出来る。書影は7月12日付「塩嘗地蔵(014)」参照。
【表紙A】『鎌倉・横浜(るるぶ楽楽⑥)』191頁。
・2002年7月15日初版印刷 2002年8月1日初版発行 0208 定価1,100円 カバー 
・2005年12月15日改訂新版初版印刷 2006年1月1日改訂新版初版発行 0601A 定価900円
・改訂三版2008年1月1日 0801 定価900円
【表紙B】『鎌倉(楽楽 関東…⑤)』定価880円・159頁。
・2009年2月15日初版印刷/2009年3月1日初版発行 0903
・改訂2版2010年4月1日 1004
【表紙C】書名・定価・頁数は表紙Bに同じ
・2011年2月15日初版印刷/2011年3月1日初版発行 1103
 4桁の数字は、裏表紙の定価の左に小さく入っている。西暦の下2桁と2桁表示した月。なお、【表紙A】には2007年(1月1日)の改訂二版の存在が推定され、改訂新版以前に2003〜2005年の版もあると思われる。【表紙B・C】についてはこれで全てであろう。
 返却期限の都合もあり、【表紙B】から述べる。
 表紙はほぼ同じで、裏表紙にある左上にある小さな数字が、初版では「0903」だったのが改訂2版は「1004」となっているのみである。しかし、奥付を見るに編成がかなり変わっているらしいことに気付かされる。「編集人/発行人」が変わっていることや「企画・編集/JTBパブリッシング企画出版部第四編集部」が「企画・編集/JTBパブリッシング企画出版部第一編集部」に変わっていること(「編集」の電話番号も違う)のは大した意味がないのかも知れないが、問題は「扉写真」の項である。
 すなわち、初版には「鶴岡八幡宮下拝殿(P25)建長寺仏殿(P61)長谷寺(P83)稲村ヶ崎・タベルナ ロンディーノ店内(P123)鶴岡八幡宮・神楽始式(P141)」とあったが、改訂2版では「鶴岡八幡宮下拝殿(P39)建長寺仏殿華鬘(P75)長谷寺(P97)鶴岡八幡宮・神楽始式(P141)」である。
 これらの中扉であるが、鎌倉駅周辺(25頁→39頁)北鎌倉(61頁→75頁)江ノ電・湘南エリア(83頁→97頁)と14頁ずつズレているが写真もレイアウトも同じ、141頁の「鎌倉お役立ち情報*1」も全く同じである。すなわち改訂2版では123頁の中扉「鎌倉の食事処」がなくなっている。この章(124〜135頁)にあった情報は、改訂2版では24〜37頁に「鎌倉のおいしい名店①(〜⑦)」として、見開きごとに①〜⑦の番号を振られて、殆どそのまま見えている。初版での配列は③④②①⑥⑦の順であった。⑤の「海の見えるレストラン」は、初版では別に109頁に埋め草風に入っていたのを、1軒新しい店に差し替えて(初版にあった店は別に掲載、索引参照)見開きに拡大したものである。
 こうして気を付けてみると、もちろん目次の細かいところも違うし、「お役立ち情報」の内容は違わないようだが掲載順序が変えられていたりする。(以下続稿)

*1:本文と改訂2版の目次。初版の目次のみ「お役立ち情報」となっている。