瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

塩嘗地蔵(039)

・大人の遠足BOOKJTBパブリッシング)A5判並製本、縦書き、オールカラー

鎌倉・湘南・三浦をあるく (大人の遠足BOOK―東日本)

鎌倉・湘南・三浦をあるく (大人の遠足BOOK―東日本)

『鎌倉・湘南・三浦をあるく(大人の遠足BOOK 東日本|11)』(改訂二版2008年4月1日・定価1400円・191頁)
 私の見た版には初版の発行日は記載されておらず、表紙はAmazonの2つめの書影と同じだが、詳細ページを見るに「改訂2版 (2007/3/20)」とあって、理由は分からないが1年ずれている。初版は未見、見る機会があれば追記の予定。
 まず2〜3頁に「本書の使い方」4〜5頁に目次。表紙に「歴史と自然、花を楽しむ40コース」とあるように「鎌倉エリア」(7〜78頁)が1〜17の17コース「湘南エリア」(79〜88頁)が18・19の2コース「逗子・葉山エリア」(89〜114頁)が20〜25の6コース「横須賀・金沢八景エリア」(115〜150頁)が26〜33の8コース「三浦エリア」(151〜182頁)が34〜40の7コースが紹介されている。6頁の「コース索引図」を見ても分かるが、「湘南」と言っても80〜83頁「18 古戦場跡の稲村ヶ崎から腰越へ 潮風を感じながら七里ヶ浜シーサイドウォーク」と84〜87頁「19 弁財天信仰で名高い江の島巡り 江島神社から岩屋洞窟へ伝説と信仰の足跡を歩く」で、藤沢市片瀬に限られる。なお、各コースごとに見どころや歴史について解説した横書きの「Column」や「買う/食べる/喫茶/見る/湯」の店を紹介した縦書きの「みちくさ情報」の囲み記事が配され、またエリアの最後には別に「立ち寄り情報」として、エリア全体の中から「たべる/かう/みる」の店が1頁(5店。湘南と逗子・葉山)もしくは3頁(17店)紹介されている。183〜185頁「鎌倉 早わかり年表」は1062年から1349年までで「源氏・北条氏略系図」と何人かの重要人物についての解説付き。186〜187頁「花暦」191〜188頁「索引」のみ横書きで「見る/買う/食べる/喫茶/湯」に分類。別に60.1×40.8cmの1:10000「鎌倉散策携帯マップ」付、範囲は北は岩瀬西念寺、東は明王院(名称は記載されていない)・鎌倉霊園、南は逗子マリーナ、西は月影地蔵堂(名称は記載されていない)と「忍公墓」まで。
 各コースの1頁めはタイトルと大きな写真、その下にアクセス・問合せ・アドバイス・コースチャート(歩行時間・歩行距離)がある。以下3段組だが上段は写真か囲み記事、下段も大体そうで、中段のみが文章になっている頁も多い。そして最後に1頁全部もしくは中下段を使ってのコース図が掲載されている。
 光触寺は32〜35頁「7 鎌倉時代からの交通の要路 美しい庭園の古刹が点在するかつての塩の道、金沢街道」に見える。十二所バス停を起点に、滑川沿いを下って杉本観音バス停に至るコースで、光触寺は7行ほどの説明の大半が塩嘗地蔵で、本尊については、一遍上人の像と山門の写真が掲載される、その後者のキャプションに「頬焼阿弥陀の別名を持つ」と言及されるのみである。

……、境内には一遍上人の像も見られる。赤い/帽子と前掛けをかけた塩嘗地蔵は、塩売り/の商人がお供えした塩をなめてしまったと/いうユニークな伝説のあるお地蔵様だ。……*1


 なお36〜39頁「8 鎌倉と金沢八景を結ぶ古の道へ 荒々しい岩壁が連なる昔日の色濃い朝比奈切通し」は十二所神社バス停から朝比奈切通しを越えて朝比奈バス停までのコースになっている。

*1:ルビ「しおなめ」。