瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

美内すずえ『ガラスの仮面』(08)

 昨日は話が脇に逸れて戻って来れなくなった。
 単行本と文庫版について、もう少し記述しておきたい。
 単行本第1巻185頁まで文庫版とも一致、文庫版第1巻186頁が単行本第2巻の最初・6頁に当たる。
 美内すずえガラスの仮面花とゆめCOMICS)』第2巻(1976年7月20日第1刷発行・1983年2月15日第33刷発行・定価360円・白泉社・186頁)。奥付には「第2巻」、カバー表紙には「1」「第2章 炎の階段」、背表紙には「〔2〕」、扉には「第2巻 炎の階段」とある。
 単行本第2巻はまず白紙の1枚(頁付なし)、扉(頁付なし)、そして見開き(頁付は左に「5」頁)に「●今までのあらすじ」がある。文庫版では巻冊の切れ目が単行本と一致しないので、全て省略されている。5頁下の「おもな登場人物」の「沢渡美奈」の紹介がなんだか可笑しい。単行本第2巻の最後・186頁が文庫版第2巻60頁に当たる。
 単行本第3巻も1〜2頁は白紙、3頁が扉(以上頁付なし)で、4〜6頁は第2巻の最後・184〜186頁と重複している。但し第2巻185頁1コマめを第3巻5頁では省いて、ここに「●今までのあらすじ」を収めている。かつ、第2巻186頁と第3巻6頁はそのままではなく、第3巻の6頁は第2巻の最後・186頁の3コマのうち、2コマめを拡大して書き直したもので、よく見ると床に散乱したミルクつぼの破片も微妙(?)に違う。文庫版第2巻61頁の下の、バラが描いて埋めてある余白に、単行本第3巻7頁では「おもな登場人物」があった。
 美内すずえガラスの仮面花とゆめCOMICS)』第3巻(1977年2月20日第1刷発行・1994年9月15日第70刷発行・定価379円・白泉社・186頁)。奥付には「③」、カバー表紙には「3」「第3章 風の中を行く」、背表紙には「〔3〕」、扉には「第3巻 風の中を行く」とある。今借りてきている10冊のうち、第3巻のみが新しくカバー裏表紙が他の巻と少し違っている。すなわち、カバー裏表紙もカバー表紙と同じ色が帯状になっているのだが、中央に四角い色枠(左上と右下の角が欠)内に人物の顔が描かれ、その下に「花とゆめCOMICS」とあるのは同じだが、第3巻では下部中央に「白泉社」とあり、上部の赤いラインの下の白い部分、左にバーコードが2つ、右に「ISBN4-592-11093-5/C9979 P390E/定価390円(本体379円)雑誌43740―73」とある。
 ここが他の9冊では、下部に左「定価360円 雑誌43720―39」右「発行・白泉社」とあり(第1巻)、赤ラインの下の白い部分にはバーコードやISBNコードはなく、右上に「HC―39」*1とあるのみである。
 単行本第3巻の最後・176頁が文庫版第2巻230頁。単行本では残りの186頁までの10頁は「ガラスの仮面/扉絵特選ギャラリー」になっている。
 単行本第4巻は扉(3頁、扉付なし)の前(2頁、扉付なし)に「◆今までのあらすじ」がある。1頁(頁付なし)は白紙。「おもな登場人物」は以下の巻にはない。
 美内すずえガラスの仮面花とゆめCOMICS)』第4巻(1976年5月20日第1刷発行・1983年8月15日第35刷発行・定価360円・白泉社・197頁)。奥付には「第4巻」、カバー表紙には「4」「第4章 春の嵐」、背表紙には「〔4〕」、扉には「第4巻 春の嵐」とある。
 文庫版第1巻の最後・311頁と第2巻の最初・5頁は重複、単行本第2巻の131頁。文庫版第2巻の最後・310頁は単行本第4巻の82頁。文庫版は今手許に2冊しかないので、以下の比較は省略。

*1:第1巻。以下第2巻「46」第4巻「85」第5巻「95」第6巻「101」第7巻「112」第9巻「129」第10巻「142」第11巻「150」となっている。この数字は下部の「雑誌4372……」の下3桁に一致していて、第11巻であれば「雑誌43721―50」である。