1年前、会議が終わって同僚と部屋の自分の机に戻ったところで揺れが来た。築40年だが耐震補強が終わったところだったので、別に慌てなかった。同僚が、机の下に隠れましょうか、と言うのに余裕をかましていた。震度4くらいだったろう。しかし普通の震度4と違うのは、なかなか収まらないことで、そこで別室の人に促されてようやく外に出た。階段を下りたとき、宙を飛んでいるみたいだった。踏んでいるところが安定しなかったから。外に出ても揺れ続けていた。
東北には一度も出掛ける機会もなく過ごしてしまったが、復興は進んでいないらしい。差し当たり規制をせずに、元の場所に、仮設で再建させるのが、早道だったと思う。あんな津波は再々起こらないんだし、もし起こっても今度はうまく逃げられる。それを過剰に恐れて何も進まなくさせてしまっているように思えてならない。
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・新潮文庫373(1)
- 作者: 夏目漱石
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1952/07/22
- メディア: 文庫
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②昭和四十三年九月十日二十六刷改版(120頁)
・昭和五十四年九月二十五日四十七刷 定価140円*1
・昭和五十九年七月十五日五十七刷 定価160円*2
・昭和五十九年十一月三十日五十八刷 定価160円*3
・昭和六十年五月三十日五十九刷 定価200円*4
・昭和六十二年九月五日六十四刷 定価200円*5
・昭和六十三年七月十五日六十六刷 定価200円*6
・平成元年七月三十日六十八刷 定価194円*7
・平成六年十二月二十五日七十八刷 定価272円*8
・平成十年一月十日八十二刷 定価286円
③平成十二年十一月十五日八十四刷改版(142頁)定価286円
・平成十四年四月三十日八十六刷 定価286円*9
・平成十五年四月五日八十七刷 定価286円*10
・平成十六年四月十五日八十八刷 定価286円
・平成十七年十一月十日九十刷 定価286円*11
・平成十九年三月五日九十二刷 定価286円
・平成十九年十二月三十日九十三刷 定価286円*12
・平成二十年十月十日九十四刷 定価286円*13
・平成二十一年九月十日九十五刷 定価286円*14
④平成二十三年八月五日九十七刷改版(155頁)定価286円
・平成二十四年七月十五日九十八刷 定価340円*15
・平成二十五年九月二十日九十九刷 定価340円*16
・平成二十七年三月五日百刷 定価340円*17
五十七刷のカバーは、カバー表紙折返しの右下に「カバー 津田青楓装幀「色鳥」(夏目漱石著 大正四年 新潮社刊)より」とある、その頃の新潮文庫の夏目漱石作品に共通のカバーとなっている。
背表紙は小豆色の地に白抜きで上部に書名、中央やや下に著者名、以上明朝体、下部に「新潮文庫〔草〕 一〇=15= 160」と「草」を除いてゴシック体、〔草〕と=15=と定価は横組み。カバー裏表紙の右上に11行の紹介文、その上と下に横線。下の横線の下、裏表紙の中央やや下に葡萄のマーク。下部に「ISBN4-10-101015-3 C0195 \160E 定価160円」。カバー表紙折返しは「新潮日本文学アルバム全20巻」の「2夏目漱石」の広告。裏表紙折返しは上部にゴシック体で「新潮文庫*18/夏目漱石の作品」とあり、「吾輩は猫である/倫敦塔・幻影の盾/坊っちゃん/三四郎/それから/門/明暗(上)/ 〃 (下)/草枕/虞美人草/彼岸過迄/行人/こころ/道草/硝子戸の中/二百十日・野分/坑夫/文鳥・夢十夜」の18点が挙がる。下部に小さく「カバー印刷 錦明印刷」。(以下続稿)