瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

加藤秀俊・米山俊直『北上の文化』(3)

 ②再版(初版第4刷)に掛かっているカバーについて。
 カバー表紙折返し、縦線(9.9cm)2本の間に挟まれた間(2.4cm)に明朝体縦組みで、

岩手の一小都市・遠野は、つい二、三十年前までは小さな寒村にす/ぎなかった。この寒村から今日の小都市への移り変りをいろいろな/角度からとらえた本書はユニークな日本文化論であるばかりでなく、/高度のルポルタージュともなっている。

とあり、左の縦線の左側下寄せで「カバー写真・「おしらさま」(著者撮影)」とある。カバー表紙のカラー写真は本文121頁(頁付なし)に掲載されているオシラサマに同じ。但し撮影の角度が異なっており同じ写真ではない。121頁のモノクロ写真の下にある明朝体横組みのキャプションを引いて置こう。

オシラサマ。左から二本目が馬をかたちどったもの。毎年一本ずつ/布をかぶせるから右がわの二体はすっかり着ぶくれている。


 121頁の写真では「馬をかたちどったもの」は正面を向いているが、表紙では横を向いている。
 カバー表紙の上部、白地(4.0×10.5cm)に横組みで、左上に明朝体太字「北上の文化」その下にゴシック体「<新・遠野物語>」、右下に「〈加藤秀俊米山俊直〉共著」、写真の右上にゴシック体で小さく「現代教養文庫416」とある。
 カバー背表紙から裏表紙は橙色地で、背表紙にはゴシック体で上部に「北上の文化<新・遠野物語>」副題は若干小さい。中央やや下に「〈加藤秀俊米山俊直〉 共著」、下部に「教養文庫」最下部に横並びで「\ 320」とあってその間に何か文字があるようだが分類票貼付のため読めない。裏表紙は中央にダビデ像のマークがあってその下にゴシック体横組みで「社会思想社」、左下にゴシック体で「¥320」、右下に「0139−10416−3033」とある。(以下続稿)