瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

Agota Kristof “Le Troisième Mensonge” (1)

アゴタ・クリストフ/堀茂樹 訳『第三の嘘』(1)
 昨日の続きで『悪童日記』三部作の3作めについて。
・単行本 四六判上製本

・1992年6月10日 初版印刷・1992年6月15日 初版発行・定価1553円・早川書房・222頁
・1992年6月15日 初版発行・1992年9月30日 4版発行・定価1553円・早川書房・222頁*1
・1992年6月15日 初版発行・1992年12月15日 5版発行・定価1553円・早川書房・222頁
・1992年6月15日 初版発行・1994年11月30日 14版発行・定価1553円・早川書房・222頁*2
・1992年6月15日 初版発行・1995年3月15日 15版発行・定価1553円・早川書房・222頁
・1992年6月15日 初版発行・1995年6月30日 19版発行・定価1553円・早川書房・222頁*3
・1992年6月15日 初版発行・1995年7月15日 21版発行・定価1553円・早川書房・222頁*4
・1992年6月15日 初版発行・1995年7月17日 22版発行・定価1553円・早川書房・222頁*5
・1992年6月15日 初版発行・1995年10月15日 23版発行・定価1553円・早川書房・222頁*6
・早川文庫4946/早川epi文庫
・二〇〇二年三月 十 日 印刷・二〇〇二年三月十五日 発行(266頁)定価620円*7
・二〇〇二年三月十五日 発行・二〇〇七年六月三十日 四刷(266頁)定価660円*8
・二〇〇二年三月十五日 発行・二〇一三年七月十五日 七刷(266頁)定価660円*9
・二〇〇二年三月十五日 発行・二〇一五年八月十五日 九刷(266頁)定価660円
・二〇〇二年三月十五日 発行・二〇一七年三月十五日 十刷(266頁)定価660円*10
・二〇〇二年三月十五日 発 行・二〇二二年六月十五日 十二刷(266頁)定価860円*11
 文庫版は『悪童日記』と同様に改装されている。
 まだ『ふたりの証拠』を読んでいるところで短章を連ねた『悪童日記』に比べると途切れずに読み進められているが、まだ読み終えていない。しかし並べて示して置くのも今後、参照する際に便利かと思って上げて置く。――本当に、過去の記事を探すのに手間取るようになっている。
 差当り、単行本のカバーを比較するに、初版と5版は一致*12。15版はカバー裏表紙折返しが異なる。すなわち、上部の写真と、その下のキャプション「アゴタ・クリストフ」とそれに続く明朝体の紹介文、3段落のうち2段落は一致、3段落め(20行め〜)は、初版及び5版にあった、仮に太字にした箇所が削除されている。

本書『第三の嘘』はその待望の題三作。/ベルリンの壁崩壊後、数十年ぶりに再会/する双子の兄弟の真実と嘘を描くこの完/結篇によって、前二作の構造が明らかに/される。なおこのたび『悪童日記』『ふたりの証拠』の訳業に対してバベル主催の第2回日本翻訳大賞新人賞が贈られた。


 時事ネタかつ作者には関係のないことなので機を見て削ったのであろう。(以下続稿)

*1:7月15日追加。

*2:6月9日追加。

*3:6月6日追加。

*4:6月9日追加。

*5:11月22日追加。

*6:6月9日追加。

*7:6月9日追加。

*8:2023年4月16日追加。

*9:6月22日追加。

*10:6月25日追加。

*11:2023年4月22日追加。

*12:8月12日追記】4版も同じ。