瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

Agota Kristof “Le Grand Cahier” (10)

アゴタ・クリストフ/堀茂樹 訳『悪童日記』(10) 文庫版カバー著者紹介④
 3日前からの続きで、カバー裏表紙折返しにある「著者紹介」の最後、3部作以外の邦訳作品が列挙している。
 まづ『悪童日記』初刷の21〜22行め、改行位置は「/」、ここは『ふたりの証拠』初刷・二刷『第三の嘘』初刷も同文(21〜23行め)で改行位置は「|」。

‥‥。/作品としては他|に小説第4作『昨日』(95)、/戯曲集『怪物』|『伝染病』がある。


悪童日記』十一刷では、21〜24行め

‥‥。作品としては他/に小説第4作『昨日』(95)、戯曲集『怪物』/『伝染病』、掌編集『どちらでもいい』(05)/がある。


と1冊追加されている。
 作者没後、柏原氏のカバーに改装後の当該部分、前回引いた「1995年に」に続く『悪童日記』18行の頭から見て置こう。

‥‥発表された『昨日』*も大きな反|響を呼/び、戯曲集の『怪物』*『伝染病』*も|相次い/で刊行された。2004年に自伝『文|盲』、/2005年に短篇集『どちらでもいい』*|を発/表。2011年7月没。(*は早川書房刊)


「*」は上付き。『ふたりの証拠』『第三の嘘』18〜22行めも同文で「|」が改行位置。
 カバー裏表紙折返し(白地)の記載はこれで全てである。(以下続稿)