瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

「木曾の旅人」と「蓮華温泉の怪話」拾遺(90)

・「炭燒の話」と「木曾の旅人」(1)
 昨日、千葉俊二東雅夫が、岡本綺堂「木曾の旅人」の「初出」を、2人とも「改題改稿して」としつつ「やまと新聞」連載の「五人の話」のうちの、其四「炭焼の話」としていることに注意した。
 いろいろと違っていながら、確かに似ているのである。2018年8月14日付(33)の註に予告したように、頭から異同を確認して置こうと思っているのだけれども、全く同じ箇所もあって岡本氏が「炭焼の話」を見ながら、これを独立させて「木曾の旅人」に仕立てたことは明らかである。しかしながら、時代・場所、そして結末が大きく異なるのであって、千葉氏が2013年6月29日付(18)に引いた「解題」に「それぞれ別作品と見なしても差し支えないのかも知れない」とも述べているように、私は「炭焼の話」を「木曾の旅人」の「初出」すなわち同じ作品と見なすことに抵抗を覚える。
 かつ「炭焼の話」を「初出」としてしまうことで、「木曾の旅人」の初出の探索がないがしろにされてしまうのではないか、との危惧がある。いや、見付かるときはあっさり見付かるものだけれども、最初に発表した人が(この場合は千葉氏が)こうだ、と判断したもの(この場合は保留付の「初出」)が、そのまま何となく定説のようになってしまうことも少なくないのである。
 何故こんなことを書くのか、と云うと、大正期に遡る可能性のある「木曾の旅人」の絵があって、従来問題になっていないけれども、これが「木曾の旅人」自体の初出に関係しているのではないか、と思うからである。(以下続稿)

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 この絵について説明して置くつもりだったのですが、セキュリティーソフトのアップデートがなかなか終わらず、ワープロソフトは起動しない、そしてこの記事も入力中に変換候補を切り替えようとするたびにフリーズするのです。ちょっとこわいしそのたびにタスクの終了、ページの復元で対応してもう50回くらいになりました。変換させるのが(同音異義語がある語は)こわいくらいです。よってきょうはここまででやめます。もっとはやくとうこうするつもりだったのですけれども。