瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

石崎直義 編著『越中の伝説』(7)

 続いて最後にある、171~174頁「索  引」を眺めて置こう。
 体裁であるが4段組、市町村ごとに前後1行空け、1字下げで話の題と頁を示す。例を示すと174頁1段め2~5行め、

東砺波郡井口村*1
 義経落胤     76*2
 大蛇を食べた
  婆さま      122

の如く、2行にわたる場合はさらに1字下げる。ここでは文節で切って改行しているがそうでない例もある。もう1例示して置こう。173頁11~12行め、

下新川郡黒部渓谷
 雪  女      119


 このように2字題・3字題は4字分に均等割付にしてある。
 さて、ここでは市町村ごとに何話採られているか確認したいので、話の題は省略して収録位置のみを示し、最後に( )で話数を添えた。
富山市 21,78,88,115,117,128,136,148,150,150,166,167(12)
高岡市 27,30,42,48,59,67,73,77,77,116,133,159(12)
新湊市 114(1)*3
魚津市 27,59,87,89,103,151,163(7)*4
氷見市 26,55,95,103,103,114,151(7)*5
滑川市 79,134,164(3)*6
黒部市 90,95,106,158(4)
砺波市 54,66,94,95,106,130,131,140,151,157(10)*7
小矢部市 25,31,33,49,68,69,72,73,74,80,145,147,151,155,156,159(16)*8
上新川郡大沢野町 62,79,157(3)*9
上新川郡大山町 22,52,62,103,123(5)
中新川郡上市町 38,54,120,149,154(5)*10
中新川郡立山町 13,17,18,19,23,24,40,52,61,83,83,85,92,103,105,107,107(17)
下新川郡宇奈月町 29,31,50,93,97(5)*11
下新川郡入善町 89,100,101(3)*12
下新川郡朝日町 33,46,86,127,129,150,159(7)
下新川郡黒部渓谷 119(1)
婦負郡八尾町 66,88,92,102,105,113,139,144,161(9)*13
婦負郡婦中町 40,82,121,144,148(5)*14
婦負郡山田村 46,65,82,89(4)
射水郡小杉町 60(1)*15
射水郡大門町 102(1)
・東砺波郡城端町 43,105,142(3)*16
・東砺波郡平村 23,56,69,71,114(5)*17
・東砺波郡上平村 69,98,105,125,158(5)*18
・東砺波郡利賀村 47,49,57,65,69,96,103,104,133(9)*19
・東砺波郡井波町 81,95,143,165(4)*20
・東砺波郡井口村 76,122(2)*21
・東砺波郡福野町 67,87,96,97,146(5)
・西砺波郡福光町 36,37,44,55,59,62,71,72,75,75,76,80,84,85,96,104,123,126,137,141,141,152,160(23)*22
・西砺波郡福岡町 80,95,107,164(4)
・地名伝説 108,109,109,110,110,112(6)
 若い頃の私なら頁の確認までして誤りを正し、足らざるを補ったと思うのだが、先月満50歳になり、今はその気力が続かない。
 それはともかくとして、やはり地理的に偏りがあることが気になる。これについて最後に確認して一先づ本書の検討を終えたい。(以下続稿)

*1:ルビ「いのくち」。

*2:ルビ「らくいん」。

*3:ルビ「しんみなと」。

*4:ルビ「うおず 」。

*5:ルビ「ひ み 」。なお「103」がもう1つ余計にあるのを削った。

*6:ルビ「なめりかわ」。

*7:ルビ「と なみ」。

*8:ルビ「お や べ 」。

*9:ルビ「かみにいかわ」。

*10:ルビ「かみいち」。

*11:ルビ「う な づき」。

*12:ルビ「にゆうぜん」。

*13:ルビ「ね い 」。

*14:ルビ「ふちゆう」。

*15:ルビ「い ずみ」。「いみず」を誤る。

*16:ルビ「ひがしとなみ・じようはな」。

*17:ルビ「たいら」。

*18:ルビ「かみたいら」。

*19:ルビ「と が 」。

*20:ルビ「い なみ」。

*21:ルビ「いのくち」。

*22:ルビ「にしとなみ・ふくみつ」。