瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

祖母の蔵書(132)山崎豊子

 山崎豊子の本は好みと云うほどではなかったのか、3作だけ寝間の本棚にあった。しかしうち2作は単行本の初刷を揃えているので、全く関心がなかった訳でもないらしい。
・『華麗なる一族新潮社・四六判上製本
『上巻』昭和四十八年四月 五 日 印刷・昭和四十八年四月 十 日 発行・定価 六〇〇円・311頁

※ 帯あり*1
『中巻』昭和四十八年四月十五日 印刷・昭和四十八年四月二十日 発行・定価 六〇〇円・302頁※ 帯あり*2
『下巻』昭和四十八年四月二十五日 印刷・昭和四十八年四月 三十 日 発行・定価 六〇〇円・253頁※ 帯あり*3
 下巻の頁数をメモするのを忘れていた。
・『二つの祖国』新潮社・四六判上製本
(上)昭和五十八年七月十五日 印刷・昭和五十八年七月二十日 発行・定価 一二〇〇円・298頁(中)昭和五十八年八月十五日 印刷・昭和五十八年八月二十日 発行・定価 一二〇〇円・312頁※ 帯あり
(下)昭和五十八年九月十五日 印刷・昭和五十八年九月二十日 発行・定価 一二〇〇円・318頁+後付※ 帯あり
 以上6冊は寝間の本棚の、硝子扉の中、前後に本が詰め込まれた後列に並んでいた。
・文春文庫『大地の子文藝春秋
や 22 1『一』1994年1月10日 第1刷・1999年10月5日 第25刷・定価552円・387頁や 22 2『二』1994年1月10日 第1刷・1999年6月25日 第23刷・定価552円・397頁※ 帯あり「NHKドラマ原作」写真入り、裏表紙側折返し最下部左寄り「大地の子
や 22 3『三』1994年2月10日 第1刷・1999年6月25日 第22刷・定価552円・383頁※ 帯あり「NHKドラマ原作」写真入り、裏表紙側折返し最下部左寄り「大地の子
や 22 4『四』1994年2月10日 第1刷・1999年6月25日 第22刷・定価552円・361頁※ 帯あり「NHKドラマ原作」写真入り、裏表紙側折返し最下部左寄り「大地の子
 参考までに同じ帯の掛かっている4冊セットの書影を示して置く。但し祖母の持っていた『一』の帯は失われている。 帯にあるTVドラマは1995年11月11日から12月23日までNHK「土曜ドラマ」枠で全7回が放送された。祖母が持っていたのは3年半以上経ってからの増刷で、以前見たTVドラマを思い出して読みたくなって買ったのか、――当時『沈まぬ太陽』の単行本全5冊が刊行されたところで、書店で山崎豊子フェアみたいなことをしていて、『大地の子』も平積みで売られていたのだろう。(以下続稿)

*1:書影の帯には「山本薩夫監督◆東宝映画上映中!! 」とあって、10ヶ月ほど後の昭和49年(1974)1月26日公開の映画上映中の増刷「¥600」。――オークションサイトに出品されている「山本薩夫監督◆東宝映画化決定!! 」の帯が掛かっている上中下3冊揃いを見て、或いは祖母の蔵書に掛かっていたのはこの帯だったかも知れぬ、と思うのだが、もう確かめようがない。

*2:書影の帯は「NET-MBS系テレビ放映中!! 」としており、1年半ほど後の昭和49年(1974)10月1日から昭和50年(1975)3月25日まで全26回放映されたTVドラマと同時期の増刷「¥700」。

*3:書影の帯は「NET-MBS系テレビ放映中!! 」としており、1年半ほど後の昭和49年(1974)10月1日から昭和50年(1975)3月25日まで全26回放映されたTVドラマと同時期の増刷「¥700」。