・PHP文庫
- 作者: 森鴎外,長尾剛
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2009/12/01
- メディア: 文庫
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頁付は267頁までだが、270頁と数えて置いた。
1頁(頁付)扉、3〜7頁長尾剛「はじめに」、8〜9頁(頁付なし)目次。10頁(頁付なし)は「差別的と思われる表現」についての断り書。各作品ごとに題名と3〜4行の紹介文の載る中扉(頁付なし)があり、その裏から本文、1頁16行、1行37字。「寛永十八年(一六四一)辛巳」或いは「寛永十五年(一六三八)二月二十五日」などと、西暦を本文に挿入している。本文の後にやや小さい活字で注、さらに頁を改めて「鑑賞のヒント」が各2頁(頁付なし)1頁16行、1行38字、敬体(ですます)。
佐橋甚五郎(11〜29頁)阿部一族(31〜94頁)安井夫人(95〜125頁)護持院原の敵討(127〜178頁)最後の一句(179〜205頁)堺事件(207〜251頁)じいさんばあさん(253〜269頁)。目次では作品名を『 』で括っているが、扉には『 』はない。注は1頁16行、作品ごとの注の数は9・25・36・21・15・34・7。
270頁(頁付なし)は横組みの著者紹介と編者紹介で、最下部に「本書は、PHP文庫のオリジナル編集です。」とある。このことはカバー裏表紙の横組みの紹介文の最後にも「文庫オリジナル。」と強調されていた。
さて、3月8日付(3)で注意した、岩波文庫の斎藤茂吉「解説」が注意している疑問箇所であるが、この本は何ともしていない。細かいことを気にせずに読むには、ちょうど良いかも知れない。