瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

夏目漱石『こゝろ』の文庫本(7)

集英社文庫『こころ』(2)*1
 カバー裏表紙、左上にバーコード2つ、2つめの下4桁、第6刷「3100」→第21刷・第30刷「3055」、その下の定価表示、第6刷「定価310円(本体301円)」→第21刷「定価[本体305円+税]」第30刷も同じ形式だが数字が半角で「定価」と「税」の字が若干小さい。その下、第6刷と第21刷の「解説・菊田 均/鑑賞・吉永みち子」は一致、第30刷は1行分空けて「・」を「/」に変えている。右上、1行めISBNコード(10桁)は第6刷と第21刷は同じ、第30刷は13桁で下1桁が「-9」だったのが「-5」に変わっている。2行めCコードと第6刷「P310E」→第21刷・第30刷「\305E」、その下に横組み明朝体9行(1行13字)の紹介文は同文、但し第30刷は組み直されていて、鍵括弧が半角であるのも同じだが縦が短く半分くらいの長さしかなかったのが1字分の縦幅になっている。第32刷は第30刷とほぼ同じで説明文のみ異なり、14行で第30刷までのものは3段落に分かれ(段落の頭1字下げにせず)ていたが段落分けなしで全く違ったものに書き換えられている*2
 カバー裏表紙折返し、横組みで上部に第6刷と第21刷は「青春必読の一冊」その下に長細い青の楕円に白抜きゴシック体「集英社文庫ヤング/スタンダード」とあり紺色の太線で挟まれた間に、第6刷は29点、第21刷は37点が青罫線の間に並ぶ。第21刷で追加されているのは5つめの「靴の話大岡昇平戦争小説集」、14点め「走れメロス・おしゃれ童子太宰治」、15点め「斜陽太宰治」、24点め「吾輩は猫である 上・下夏目漱石」、27点め「たけくらべ樋口一葉」、30点め「注文の多い料理店宮沢賢治」、35点め「安南の王子山川方夫」、37点め「子供の領分吉行淳之介」。第6刷の方が色が濃い。第30刷・第32刷はSに将棋の駒を組み合わせたようなマークに「集英社文庫 ザ・スタンダード」とあって、以下罫線なしで明朝体の太字で書名、ゴシック体でやや小さく著者名が列挙される。37点で第21刷に一致、右下隅にSに将棋の駒を組み合わせたようなマークの下に「な-19-3」、点線で四角く仕切られる。第32刷は16点め「これが私の優しさです 谷川俊太郎詩集」がなくなって36点に減っている*3。(以下続稿)

*1:2017年6月23日追記】標題は「こゝろ」ではないので『こころ』を追加した。

*2:2017年6月23日追記】第29刷は(恐らく)第30刷に、第46刷は(恐らく)第32刷に一致。

*3:2月24日追記】第35刷のカバーでは、3つめに「生れ出づる悩み 有島武郎」が追加されて37点になっている。なお、第32刷では標題は明朝体、副題もしくは著者名は一回り小さな明朝体だったのが、第35刷のこの「有島武郎」のみゴシック体になっている。記事本文では第32刷も第30刷と同じく副題もしくは著者名がゴシック体と書いているが、今、私の手許にある第32刷は明朝体である。それから、第32刷の14番め「走れメロス・おしゃれ童子 太宰治」が、第35刷では「走れメロス 太宰治」となっている。カバーの他の部分は、第32刷のカバーに一致している。【2017年6月23日追記】第29刷は37点で(恐らく)第30刷に同じ、著者名は全てゴシック体。第46刷も37点で(恐らく)第35刷に同じ、やはり「有島武郎」のみゴシック体である。