瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

太宰治『走れメロス』の文庫本(11)

・角川mini文庫180『走れメロス平成11年8月25日初版発行・定価200円・127頁

走れメロス (角川mini文庫 (180))

走れメロス (角川mini文庫 (180))

 11.2×8.7cm、並製本のペーパーバック。
 角川mini文庫は、これまでにいくつか見ている。刊行当時は、こんなシリーズがあったことに、気付いていなかったのだけれども。
 以下、私が見た順に挙げて置く。なお、従来見たものの寸法は11.1×8.7cmとメモしている。
角川書店 編『角川mini文庫128 ミニ・クラシックス これだけは読みたい日本の古典 枕草子』初版
 平成10年4月20日初版発行・定価400円・255頁
富野由悠季角川mini文庫82 密会(上) アムロララァ』再版 平成9年8月10日初版発行・平成9年8月15日再度発行・定価200円・127頁
富野由悠季角川mini文庫83 密会(下) アムロララァ』再版 平成9年8月10日初版発行・平成9年8月15日再版発行・定価200円・126頁

  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *

 背表紙(幅0.5cm)は淡い桃色で上部に明朝体太字で標題、6.7cmの高さからゴシック体で著者名「太宰 治」、最下部に小さく「角川|文庫 180」とあって、横長の黒の長方形|には白抜きで「mini」とある。
 裏表紙は横組みで上部に大きく縦長のゴシック体の1行と明朝体4行で以下の紹介文。

約束を守るために、メロスは走った!
約束の日の日没までに、暴虐な王の下に戻らなければ、/親友のセリヌンティウスが殺される。メロスよ、走れ!/友情の美しさを描いた表題作ほか、「駈込み訴え」「老*1/ハイデルベルヒ」「富嶽百景」を収録。


 左下にバーコード2つ、1つめは「9784047002838」2つめは「1920193002003」、最下部に2行「ISBN4-04-700283-6  実用新案登録済C0193 \200E 定価:本体200円(税別)
 表紙の裏は白紙、裏表紙の裏は白地に横組み灰色で、上部に「手のひらの中の宇宙。角川■■文庫」■■は繋がった長方形で白抜きで「mini」とあって、左右16点ずつ32点の目録。
 1頁(頁付なし)扉には子持枠(9.1×6.6cm)があって、横組みで明朝体で上部に大きく標題、その下に著者名。下部中央に翼を拡げて脚を揃えた鳳凰、その下に丸ゴシック体で「角川■■文庫」>」■■は繋がった長方形で白抜きで「mini」。
 3頁「目 次」、収録作品は裏表紙の通りで、縦組みで上部に作品名*2、下部に半角漢数字。
 5頁から本文で、1字下げで一回り大きな明朝体で「走れメロス」と作品名、右に1行分、左に2行分の空白。1頁14行、1行30字。頁付は上部余白の小口寄りに算用数字、奇数頁はその内側に作品名。
 5〜30頁14行め「走れメロス」、31〜63頁9行め「駈込み訴え*3」、64〜86頁12行め「老ハイデルベルヒ*4」、87〜127頁2行め「富嶽百景*5」、127頁の左下にやや小さく、

本書の作品は、『走れメロス』(角川文庫)より/抜粋しました。

とある。その裏が最後の頁(頁付なし)で上部に太線の匡郭(5.6×6.6cm)があってその中に「角川ミニ文庫創刊にあたって」本文17行、段落の頭も1字下げしていない。末尾の1行、1字下げ「一九九六年十月   角川書店社長 角川歴彦」とある。その下に横組みで奥付。(以下続稿)

*1:ルビ「アルト」。

*2:ルビ「かけこ・アルト・ふがく」。

*3:ルビ「かけこ」。

*4:ルビ「アルト」。

*5:ルビ「ふがく」。