瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

山岸凉子『日出処の天子』(32)

あすかコミックス・スペシャル『山岸凉子全集』(8)
 2015年5月13日付(27)に、全集版と文庫版の内容比較を行ったが、単行本(花とゆめCOMICS)との比較をしていなかったので、ざっと対応関係を確認して置く。
 なお、二重もしくは三重の四角い枠のナレーションは、単行本の初期では丸ゴシック体であったが、全集版では初めからゴシック体になっている。吹出しの台詞が漢字はゴシック体、仮名は明朝体太字であること、心内語がゴシック体であることは単行本・全集版同じ。
・全集『1』5〜174頁=単行本『1』5〜174頁
 全集『1』4頁(頁付なし)「蘇我氏と朝廷の血縁関係図*1」は単行本『8』4頁(頁付なし)掲載のもの*2に同じ。
・全集『1』175〜252頁=単行本『2』3〜80頁
・全集『1』253頁=全集『2』5頁=単行本『2』81頁
・全集『2』6〜130頁=単行本『2』82〜206頁
・全集『2』131〜250頁=単行本『3』3〜122頁
・全集『3』5〜88頁=単行本『3』123〜206頁
・全集『3』89〜248頁=単行本『4』5〜164頁
・全集『4』5〜43頁=単行本『4』165〜203頁
・単行本『4』204頁=単行本『5』5頁 全集なし
 全頁1コマ、泊瀬部大王の放った矢が主人公に迫る。
・全集『4』44〜242頁=単行本『5』6〜204頁
 ここで巻の切れ目が一致している。
・全集『5』5頁←(全集『4』5頁=単行本『4』165頁)
 全頁1コマの同じ絵の使い回し。右上の二重枠にゴシック体で「倉梯宮/ (泊瀬部大王の宮)*3」とあったのが「池辺雙槻宮*4」となっている。
・全集『5』6〜200頁=単行本『6』4〜198頁
・全集『5』201頁 単行本なし
 全頁1コマ、右上の二重枠にゴシック体で「豊原の /蘇我屋敷*5」とある。
・全集『5』202〜240頁=単行本『7』6〜44頁
・全集『6』5〜162頁=単行本『7』45〜202頁
・全集『6』163〜244頁=単行本『8』5〜86頁
・全集『7』5〜116頁=単行本『8』87〜198頁
・全集『7』117頁 単行本なし
 全頁1コマ、降雪の景。
・全集『7』118〜276頁=単行本『9』6〜164頁
・全集『8』5〜44頁=単行本『9』165〜204頁
・全集『8』45頁 単行本なし
 全頁1コマ、泊瀬部大王に東国の調使いたちが拝礼する景。
・全集『8』46〜197頁=単行本『10』6〜157頁
・全集『8』198頁=単行本『11』5頁
・単行本『11』6頁及び7頁の一部 全集なし
 主人公が菩薩風の扮装で描かれ、その上に線描の菩薩2躯。
・全集『8』199〜285頁=単行本『11』7〜93頁
 単行本『10』『11』には巻末に短篇が収録されるが、これは含めなかった。
 時間に余裕がなくカバー装画・扉絵・捨てカット等も比較していない。後日の課題としたいが、いつまで図書館が単行本及び全集版を保管してくれるか……。(以下続稿)

*1:ルビ「そがし・ちょうてい・けつえんかんけいず」。

*2:ルビ「そがし」のみ。また右下の枠が太い。

*3:ルビ「くらはしのみや/はつせべのおおきみ・みや」。

*4:ルビ「いけべのなみつきのみや」。

*5:ルビ「とゆら・そがやしき」。