瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

川端康成『古都』(14)

新潮文庫1833(5)
 昨日の続きで①三十六刷と①四十九刷の、カバーの比較。手許にある③百四刷も参照した。なお、②と③のカバーのついては2014年7月30日付(01)にメモしてある。
 カバー背表紙、紺色地に明朝体白抜きで上部に標題「古  都」中央やや下に著者名があるのは同じ。下部に①三十六刷はゴシック体白抜きでやや小さく「新潮文庫〔草〕一U   240」〔草〕は小さい明朝体白抜きで横並び。①四十九刷は白く角切長方形(2.0×0.5cm)に抜いて[か 1 16]とありその下に白い細い枠(0.4×0.7cm)の中に細くやや横長のゴシック体横組みで「新潮/文庫」と白抜き、すぐ下に「1/―16―  320」とゴシック体横並びで白抜き。③百四刷は「[か 1 16新潮文庫 520」とあり角切長方形(1.2×0.5cm)の寸法が狭くなっている。
 カバー裏表紙、右上の紹介文は③はもちろん組み直されているが、同文。①三十六刷・①四十九刷は紹介文の上下に横線があり、中央の横線の下、①三十六刷は中央に葡萄マーク。①四十九刷は横線と葡萄マークの間に「ISBN4-10-100121-9 C0193 \320E 定価320円」とある。①三十六刷はゴシック体で左下隅に小さく「0193-100121-3162」右下隅に「定価240円」とある。③百四刷は左上にバーコード2つ「9784101001210/1920193004007」その下、中央に1本だけになっている横線の上に「定価:本体520円(税別)」、横線の下、左に小さく「ISBN4-10-100121-0/C0193 \520E」右に葡萄マーク。
 カバー折返し、私の見た①四十九刷は切除されている。カバー表紙折返し、①三十六刷は右に表紙の杉林が少し(0.8cm)入り込んでいるだけで何も刷られていない。①三十六刷のカバー裏表紙折返し、ゴシック体で「〜〜新潮文庫〜〜/川端康成の作品」1行弱空けて均等割付で「雪国/伊豆の踊子/花のワルツ/愛する人達/掌の小説/舞姫千羽鶴/虹・浅草の姉妹/山の音/川のある下町の話/女であること/虹いくたび/みずうみ/名人/眠れる美女/古都/新文章読本」の17点、左下に明朝体で小さく「カバー印刷 錦明印刷」とある。③百四刷は「――――新潮文庫――――/川端康成の本|」とあって、明朝体で「雪国/伊豆の踊子愛する人達/掌の小説/舞姫/山の音/女であること/虹いくたび/みずうみ/名人/眠れる美女/古都/千羽鶴/〈川端康成三島由紀夫〉往復書簡/川端康成初恋小説集」の15点に2行取りの「*」を挟んで「新潮文庫/文豪ナビ 川端康成」、下部に明朝体で小さく「カバー印刷 錦明印刷  デザイン 新潮社装幀室」とある。右上隅に角切三角形の水色に白抜きで葡萄マークと「新潮文庫」。(以下続稿)