瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

北杜夫『南太平洋ひるね旅』(12)

新潮文庫2118(6)二十一刷・二十二刷・二十四刷の奥付
 本題に入る前に、――記述の混乱を防ぐ意味で、私がこれまで見た③文庫版の刷の一覧を、纏めて示して来なかった。そこで改めてここに一括して示し、今後見たものはここに追加することとしたい。
新潮文庫2118『南太平洋ひるね旅』
・昭和四十八年四月三十日発行(233頁)¥ 140
・昭和四十八年十一月十日四刷(235頁)¥ 160
・昭和六十年十一月二十五日二十一刷・定価320円
・昭和六十一年十一月三十日二十二刷・定価311円
・平成三年九月二十日二十四刷・定価350円
 詳細については当ブログの検索窓に「新潮文庫2118」と入れて確認されたし。

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 それでは本題。
 奥付の前に1頁に6点の「新潮文庫最新刊」の目録が3頁。
 奥付は現行の形式で、上部に横線(6.7cm)2本の間(0.8cm)中央に標題*1、その下、左に「新潮文庫」右に「き - 4 - 10」中央に葡萄マーク、以上横組み。下部にもやはり横線(6.7cm)2本の間(0.8cm)に横組み中央揃えで小さく、1行め「印刷・錦明印刷株式会社 製本・錦明印刷株式会社」と在るのは同じだが二十一刷は冒頭「東 印刷」とあって「東」を○で囲う。2行め二十一刷「©  Morio Kita 1973 Printed in Japan」とあったが二十二刷・二十四刷は数字が「1962」に変わっている。この上部下部の横線の間(8.3cm)下寄りに縦組みでまづ発行日2行、次いで著者*2、「発 行 者   佐  藤  亮  一」そして「発 行 所   〈株式/会社〉 新  潮  社」その脇に小さく、郵便番号3桁、住所、そして二十一刷・二十二刷「電話〈業務部(〇三)二六六―五一一一/編集部(〇三)二六六―五四四〇〉」二十四刷は市外局番の次に「三」が挿入されている。この並びの最後に「振 替 東 京 四 ― 八 〇 八 番」二十一刷と二十二刷は均等割付だが二十四刷は「振 替  東 京 ‥‥」と2字めの次を空ける。前後1行弱ずつ空けて同じ高さで「定価はカバーに表示してあります。」。最後に発行日や著者等と同じ高さから「乱丁・落丁本は、ご面倒ですが小社通信係宛ご送付/ください。送料小社負担にてお取替えいたします。」の断り書き。以上全て明朝体。下部の横線2本めの下、OCR-Bフォントにて1行に、二十一刷「ISBN4-10-113110-4 C0193」二十二刷・二十四刷はCコードが「C0195」となっている。但しカバーは二十一刷も「C0195」。(以下続稿)

*1:ルビ「みなみたいへいよう・たび」。

*2:ルビ「きた もり お」。