瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

花粉サイクリング(5)

 昨日の朝は 36.1℃ だったのだが、今朝は 36.6℃ で午後測ったら 36.5℃ だった。花粉の中50kmもサイクリングしちまったんだから、花の具合は、いや鼻の具合は全くと云って良いくらい悪化していないが、それなりに吸い込んでしまった訳で、それで喉や肺に炎症が起きているのかも知れない。
 久し振りに職場から召集が掛かった。下りで、通勤時間帯を過ぎた頃だったので、普段よりは空いている。座ろうと思えば座れたが、いつも通り、立つ。同僚たちも元気そうであった。しかし今日は状況の確認と今後の方針説明で、それも不透明だからすぐに終わってしまった。市立図書館に3冊返却し、代わりに3冊借りて、運動を兼ねて1駅歩いて帰る。やはり脚力も落ちている。花粉の時期が終わったら積極的にサイクリングに出ないと脚の肉も完全になまってしまいそうだ*1
 いや、脚力が落ちたのではなく一昨昨日の疲れのようだ。女子高で球技大会に出て大活躍した頃には翌日に疲れが出たが、今は翌日も、翌々日も、動けなくなるような疲労感はない。ただ、弱く、長く、続くようになった。
 駅ビルにはそこそこの人出があった。電光表示を見るに丁度電車が入る時間なので、そのホームに下りかけたのだが、入って来た電車が既に座席の半分が埋まっていて、そしてドアごとに7~8人ずつ立っているので、止めて、隣のホームに停まっている始発の各駅停車に乗ることにした。しかし私の最寄駅に着く頃には座席もほぼ埋まって来た。
 昨日、久し振りに電話で話した高齢の両親のところに、花冷えと花粉が済んだら毎年のように炬燵を片付けに行きたいところだが、今年はどうだか分からない。今年なら片道 29km、4月3日(金)よりは若干長いが往復するところなのだけれども、自分が会っても構わない状態なのかが分からない。
 昨日の続きに戻ろう。文中の「今日」は4月3日。

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 この辺りは2011年3月11日の晩に、当時の同僚に借りた自転車を必死に漕いで、マスクからの蒸気でメガネが曇るので、顔を少し右向きにしたり左向きにしたりしながら、駆け抜けた大幹線道路だが、今日はそこまで急がず、少々しみじみとしながら、何となく9年前を思い出しながら走る。
 鉄道の手前で右折して、少し進んだ先で高架を潜る。この辺りは行きに通った用水跡の通りの延長で、やがて再びD区の中心部に差し掛かる。やはり人が多い。スーパーマーケットの前の歩道には、違法駐輪多数*2。そしてうっかり、先程高架下を潜った線路を、しばらく下り方向に進んだ辺りで再び潜ってしまった。もうこの線路を越えることはないはずなのにおかしいと思って地図と通りの名を見て、少し高架脇を進んでから高架下を潜って漸く予定の通りに戻る。この辺りは行きにも通ったはずなのに、地図と大体の見当で過たずに進むのはなかなか難しい。しかし距離的に殆ど変わらなかったのは往路の大幅迂回に比して幸いであった。
 後は往路に予定していた通りを、往路のように迷わずに進む。今日初めて通った場所なのに、既に懐かしさを感じるのは何故だろう。しかし、やはり疲れている。洪水の心配のない、平らな場所に住んでいて良かったとつくづく思う。
 水路に沿った道に出て、それから大学の前の通り、大学の近くで若者が咳き込みながら携帯電話で話しているのをどうしても見てしまう。ここまで、帰路に老人が2人ばかり、くしゃみをしていた脇を通った。どこまで接すれば感染するのかも分からない。この老人たちが感染しているのかも分からない。まぁ何となく気になったから書いて置くだけなのである。
 遠くに高架が見える。4週間前に借りたときに利用するつもりだった上りが通る。空いているようだ。下りも見えた。やはりガラガラである。あれなら乗っても平気そうだが、時間帯によってはどうなのか。
 家に帰って、時計を見るとちょうど家を出てから4時間であった。花粉の時期でもあり、夕方までに帰れれば良いのだから、息が切れて汗をだらだら掻くような漕ぎ方はするまいと思って出掛けたにしては上出来であろう。――手を洗い顔を洗って、嗽をして、それからずっと持ち歩いてそのまま持って帰って来た梅ジュースとカロリーメイト1箱を食べる。それから居室に戻って、茶を飲みながらもう1箱を食べる。そして、洗濯物を取り込み、地理院地図で今日の行程を確認して、そして今月中旬に予定される、別の、もう少し近場の都内への図書返却をどうするか考える。緊急事態宣言が出たら、どうなるのか。
 しかし、完全に対応を間違えた。いや、もともと政治家や官僚に期待なんかしてなかった。しかし、私がとにかく余計なことをしないでくれ、と思うのは、政治家と官僚の、こういうところである。予算第一主義と無謬性原則、無責任体質。「日本モデル」が国際的に注目されているなんて自画自賛を臆面なく出来る、そして一度決めたクラスター潰しの方針を改められない。いや、ここでこそ決断する政治の出番でしょうが。今からでも検査しなさいよ。保健所はパンクしても「民間の力を活用して」対応出来るはずである。しかし、総理の云う「民間」は、自分に縁故のある民間に限られるから、――本当に、誰だよ、自民党に投票したのは。公明党は今こそ連立離脱のカードを切って、無能な政権を正道に戻すべきときだろうが。自民党員が恐怖政治にひれ伏しているのは、情けなさの極みだが、一応仕方がないと認めてやるとしても、公明党は掣肘されないはずで、むしろ学会員の票で当選させてやってるんだから脅しを掛けられる立場だろう。何故そこを活用せずに唯々諾々としているのか、訳が分からない。

*1:4月8日追記】5箇所ほどドラッグストアを覗いてみたが、どこも「本日のマスクの入荷はありません」だった。最後に残った大人用1枚を着けて出掛け、それをガーゼを当てたりしつつ今日、胃カメラの結果を聞きに行った際にも使い回した。

*2:店内も混んでいそうだ。欧米のスーパーマーケットのように2m空けて並ぶなんて日本の小規模スーパーでは不可能だろう。