瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

祖母の蔵書(116)吉屋信子①

 吉屋信子の本は文庫や新書判が殆どなく、単行本で持っていた。
・『吉屋信子全集』朝日新聞社・四六判上製本函入
 函にパラフィン紙と帯が掛かるがこれを欠いているものはその旨註記した。
 月報はB5判を若干小さくした紙を二つ折にしたもの。これは挟まっているものに註記。
 これは寝間の本棚()に4冊あるのは早くから判っていたが、いよいよ退去の日が近付いて、仏間の硝子棚()の、物陰になっている一番下の段を改めたところ3冊出て来た。
1『花物語 屋根裏の二處女』昭和五十年三月十五日発行・定価  二七〇〇円・425頁

2『地の果まで 空の彼方へ』昭和五十年六月十五日発行・定価  二五〇〇円・497頁
※ 帯なし。本体にもパラフィン紙掛かるが、裏表紙見返し左上に書店票「MUSASHINO/さかえ書房/TEL(武)22-2252」が貼付されているので古本屋が掛けたものか。
3『女の友情 暴風雨の薔薇』昭和五十年七月十五日発行・定価  二七〇〇円・517頁
4『男の償い 花』昭和五十年八月十五日発行・定価 二五〇〇円・458頁
※「吉屋信子全集 月報7」8頁。
 1頁(頁付なし)「第四巻 目次」の4行め「あとがき」に「470」とあるが455~458頁(頁付なし)である。
6『女の教室 花鳥』昭和五十年九月十五日発行・定価  二五〇〇円・425頁
パラフィン紙・帯なし。背表紙上部に虫喰い。
7『安宅家の人々 女の年輪』昭和五十年五月十五日発行・定価  二七〇〇円・562頁
※ 帯なし
11『底のぬけた柄杓 ある女人像』昭和五十年十二月十五日発行・定価  二七〇〇円・509頁
※ 本体にもパラフィン紙掛かるが、裏表紙見返し左上に書店票「MUSASHINO/さかえ書房/TEL(武)22-2252」が貼付されているので古本屋が掛けたものか。
 これも全12巻なのだが7冊しか見付からなかった。うち2冊は古書店で購入している。(以下続稿)