瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

祖母の蔵書(117)團伊玖磨

朝日新聞社の文庫版シリーズ『パイプのけむり
 書影の説明には「朝日文庫」とある*1が、『10』まではまだ朝日文庫と云うレーベル名にはなっていなかった。かつ『2』以降は奥付の後に「朝日新聞社の文庫版シリーズ」の目録があるが『1』は奥付の裏が白紙で、この長たらしいシリーズ名が何処にも入っていない。しかし、『4』までが6月23日付(083)に見た大佛次郎天皇の世紀』の(3)までと朝日文庫の創刊書目として7冊同時刊行されているから『1』に「朝日新聞社の文庫版シリーズ」のシリーズ名がないのは偶々なのだろう。祖母はこの7点全てを買っているが『1』のみ第2刷で買っている。
 番号はカバー表紙の右下に茶色のパイプの数で、カバー背表紙には算用数字で示されている。
 頁数は頁付に拠る。最後に頁付のない「あとがき」が『3』までは3頁、奇数頁に始まって奇数頁に終わっており奥付の前は白紙になっている。その白紙頁に祖母の名の朱文方印が捺してあるが『4』は「あとがき」が2頁でこの白紙の頁がないので印も捺されていない。『5』は「あとがき」が3頁で奥付の前は白紙だが、印は捺されていない。これ以降、祖母の持っている『11』までの「あとがき」は『8』が4頁であるのを除いて全て3頁。
1『パイプのけむり昭和52年9月20日 第1刷発行・昭和52年10月20日 第2刷発行・定価340円・298頁

2『続パイプのけむり昭和52年9月5日 第1刷印刷・昭和52年9月20日 第1刷発行・定価360円・303頁
3『続々パイプのけむり昭和52年9月5日 第1刷印刷・昭和52年9月20日 第1刷発行・定価360円・320頁4『又パイプのけむり昭和52年9月5日 第1刷印刷・昭和52年9月20日 第1刷発行・定価340円・295頁5『又々パイプのけむり昭和52年10月5日 第1刷印刷・昭和52年10月20日 第1刷発行・定価340円・286頁6『まだパイプのけむり昭和52年10月5日 第1刷印刷・昭和52年10月20日 第1刷発行・定価320円・277頁7『まだまだパイプのけむり昭和52年11月5日 第1刷印刷・昭和52年11月20日 第1刷発行・定価320円・274頁8『も一つパイプのけむり昭和52年11月5日 第1刷印刷・昭和52年11月20日 第1刷発行・定価320円・275頁9『なおパイプのけむり昭和54年9月20日 第1刷発行・定価340円・286頁10『なおなおパイプのけむり昭和54年10月20日 第1刷発行・定価320円・279頁 以上10冊は仏間の硝子棚に並べてあった。
朝日文庫
 Wikipedia朝日文庫」項を見るに当初から「朝日文庫」と称していたかのように書いてあって、何時から「朝日文庫」を名乗り始めたのかがよく分からない。
11『重ねてパイプのけむり昭和60年11月20日 第1刷発行・定価380円・287頁※ 帯あり「今月の新刊」
 この1冊のみ寝間の本棚に収まっていた。(以下続稿)

*1:書影(カバー表紙)には「朝日新聞社」とあるが「朝日文庫」の文字はない。