瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

祖母の蔵書(138)食物

 祖母の部屋には1合炊きの電気炊飯器があって、近所のスーパーマーケットやコンビニエンスストアで惣菜を買ったり、ショッピングセンター1階の魚屋で干物や刺身などを買っておかずにして、余り料理はしなかったらしい。たまに急にどうしても食べたくなったおかずを作って、美味しく食べたことを嬉しそうに話していた。駅に近い便利な場所なので食材を揃えるのに30分も掛からなかったと思う。もちろん以前は主婦だったので、料理は一通り出来たはずなのだけれども、久しく独り暮しをして、その程度の料理しかしなくなっていたのである。だから私は祖母の手料理を食べたことがない。初対面のとき80代後半の義理の祖母だから、まぁ当然のことだろう。
 祖母の部屋には、主婦業を務めていた頃のものらしい料理本や料理雑誌が相当数あった。これはまだ十分に整理しきれていない。纏まってから投稿すると却って溜め込んでしまいそうなので、食品関係の本について、記事だけ作って置くことにした。今後場所ごとに整理・追加して行くこととする。料理雑誌は別に纏めるかも知れない。
平凡社カラー新書83 杉浦明平 小川敏男『漬けもの手帖』1978年2月8日  初版第1刷発行・550円・143頁

旺文社文庫〔263-1〕 興津要『江戸食べもの誌』1985年1月16日初版印刷・1985年1月25日初版発行・定価360円・248頁※ 栞挟まる「旺文社文庫」の「新刊・近刊のご案内」10人10点15冊、本書は9点め
 その後、朝日文庫河出文庫から刊行されているが旺文社文庫のみ書影が表示出来ない。折返しを除いて緑色地でカバー裏表紙折返しの左下、ゴシック体縦組みで「カバー版画 田代三善/   題字 守田勝治」とあるように料理を運ぶ店の女中の版画が使われ、上部に白抜きで題字。
・中公文庫ビジュアル版 V の 1 2 野口日出子『季節を楽しむ ご飯もの』1996年11月3日印刷・1996年11月18日発行・定価777円・中央公論社・158頁※ 帯あり「今月の新刊」書影に同じ
 以上は寝間の本棚にあった。(以下続稿)