瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

三島衛里子『高校球児ザワさん』(3)

 一昨日からの続きで『高校球児 ザワさん1』について。
第9話 東京都 会社員 28歳女(082〜092頁)
 093頁(頁付なし)のカットは085頁3齣めの一部。
第10話 アンダーシャツ(095〜100頁)
 101頁(頁付なし)のカットは097頁1齣めの一部。
第11話 都澤(103〜110頁)
 111頁(頁付なし)のカットも、この巻には見当たらない下書き。
第12話 男子校(113〜118頁)
 119頁(頁付なし)はペン書きの略画で「KOHOKU」のユニフォームの2人が泣きながら校歌を歌うカット。
第13話 喫煙室(120〜126頁)
 127頁(頁付なし)のカットは123頁2齣めの一部。
第14話 57kg(129〜134頁)
 135頁(頁付なし)のカットも、この巻には見当たらない。
第15話 都サン(137〜142頁)
 143頁(頁付なし)のカットは139頁1齣めの一部。
第16話 散髪 ① (145〜150頁)
 151頁(頁付なし)のカットは040頁5齣めの鉛筆書きの下書き。
第17話 散髪 ② (153〜158頁)
 159頁に当たる奇数頁にも左下にカットがあり、156頁2齣めの一部。左側中央に横組みで「第1集 完」とある。裏が奥付。
 内容は、既に多くの人が触れているようだから詳しく説明しなくても良さそうだ。第2話のところで確認したように、目がぱっちりして可愛くてスタイルも良い女子高校生が、よく日焼けしている(髪はちりちり)けれどもまさか野球部員だとは思わない人たちの微妙な誤解、野球部員だと知っているけれども応対に戸惑う人々、そして一緒に行動することの多い男子の同輩たちも、やっぱり戸惑ってしまうのだが、そんな、存在すると思われていない存在が巻き起こす少し可笑しな日常の数々が、コンパクトに描写されているのである。
 参考までに、カバー裏表紙の中央に明朝体太字の縦組みで小さく入っている紹介文を抜いて置こう。

都澤理紗はどこにでも/いるような女子高生で/ある。よく笑い、よく食/べ、よく眠り、ちょっと/だけ学ぶ。そんな彼女の/「特別なこと」をひとつ/挙げるとすれば、野球部/ただ一人の女子部員で/あること。ささやかだけ/れど眺めていると訳も/なく胸が騒ぐ……部活少/女・ザワさんの日常素描。


 しかし、高校生は運動するべきだね。私は今、歩くくらいしか動いていないけれども、高校の、実質2年間に運動部に入って疲れ切って帰宅して牛乳1リットル喇叭飲みしてそのまま夕食まで寝ていたので、骨格が10年前に細菌性腸炎で入院したときに医者に褒められるくらいしっかりして、そんなに高くもないがそこそこ背も伸び脚も伸びた。
 で、甲子園では、プラカード持ちとか、司会とか、兵庫県の高校生が活躍している。プラカードは西宮市立西宮高等学校の女子じゃないと持てないし、放送部に入っても間違っても朗読は任されない滑舌の悪さだから、まぁ同じ兵庫県でもその機会はなかったんだけれども。いや、私の高校時代は高校生は司会なんかしてなかったから、土台無理な話なので、そういう手伝いの機会と云って、せいぜいインターハイ*1の駐車場係に駆り出されて、殆ど仕事もないままぼんやりしていたくらいの思い出しか、ないのである。
 続きはまだ読んでいない。私が借りた区では、揃えていないようだ。(以下続稿)

*1:キャッチフレーズだけ覚えている。「光る汗 輝く瞳 今青春」。