瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

長沖一『上方笑芸見聞録』(1)

 以下は2000年12月21日に保存したままになっていた長沖一(1904.1.30~1976.8.5)の遺著の、メモと索引である。書影は2020年1月2日付「在阪ラジオ局の思ひ出(1)」に貼付した。2000年当時私は「在阪ラジオ局の思ひ出(1)」に挙げたCDや書籍を読んで、昭和の上方藝人についての知識を蓄えていた。もう1冊追加して置こう。

上方放送お笑い史

上方放送お笑い史

  • メディア: 単行本
 まづ細目を引いて置く。

長沖一『上方笑芸見聞録』昭和五十三年六月十日初版第一刷発行・定価1500円・九藝出版・241p.
目次(1~3頁)
上方笑芸エスプリ(7~15頁)
漫才を育てた人たち(16~24頁)
横山エンタツ(25~56頁)
花菱アチャコ(57~85頁)
ミス・ワカナ(86~106頁)
奇人・珍芸(107~156頁)
浪花千栄子(157~185頁)
対談 わが有為転変(187~229頁)話し手長沖一聞き手庄野英二
藤沢桓夫「上方の笑いの名著」(231~234頁)
富士正晴長沖一という人」(235~237頁)
長沖渉「あとがき」(239~241頁)


 それから、疑問点のメモを引いて置こう。

●8頁5「五郎が」は「五郎か」。
●33頁2「いきまよ」というのか? しかし123頁15も同じ。
●62頁12「いただけば」は「いただければ」ならん。しかし82頁6も同じ。書き癖か。
●80頁16「横山太郎が」は「横山太郎と」ならん。
●93頁13「五組」とするが「六組」挙がっている。
●167頁1「そこに非ず」は「そこに在らず」ならん。
●227頁11「編集抵」は「編集部」。
●「九藝出版の本」「大衆小説の世界」の「十八、九世」は「十八、九世紀」。


 誤りがあったとしても訂正出来るほどの知識はなく、当時はネット検索では大した情報も得られなかったので、誤植等単純な誤りばかりである。次回「索引」を示そう。(以下続稿)