瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

地理

森川直司『裏町の唄』(27)

・森川氏の進学先(1)開墾・教練 本書は深川で過ごした小学生時代の回想が中心で、進学先が何処の、どういう学校だったのか、はっきり説明されていない。 中学生時代のことは、幾つかの印象的な出来事が特に詳しく書かれているばかりで、全体像は一向に見…

森川直司『裏町の唄』(26)

ここまで、森川氏の母校の元加賀小学校と、隣接する明治小学校、プールの講習があった臨海小学校、そして主要な進学先であった明川高等小学校に不十分ながら触れて、この項は終わりにするつもりだったのだが、もう1つ小学校を追加して置くこととした。 ・元…

森川直司『裏町の唄』(25)

・元加賀小学校と周辺の小学校(3)明川高等小学校 戦前の公立小学校で、進学する生徒のために放課後に補習が行われていたことについて、4月15日付「赤いマント(235)」に児童文学作家の岩崎京子(1922.10.26生)の回想を引いて「当ブログに取り上げた人々…

森川直司『裏町の唄』(24)

・元加賀小学校と周辺の小学校(2)臨海小学校 周辺の小学校については、『昭和下町人情風景』Ⅱ 下 町【21】「プール」に再録されている本書【42】「プ ー ル」にも記述がある。本書179頁2~11行め(改行位置「/」)=『昭和下町人情風景』118頁2~11行め…

森川直司『裏町の唄』(23)

・元加賀小学校と周辺の小学校(1)明治小学校と大富小学校 昨日見た「入 学」から、もう少々書き抜いて置こう。 『裏町の唄』14頁14行め~15頁7行め、『昭和下町人情風景』81頁12行め~82頁4行め、前者の改行位置を「/」で、後者の改行位置を「|」で示し…

森川直司『裏町の唄』(22)

・森川氏の小学校入学 昨日の続き。 森川直司(1927.3.10生)が深川区で過ごしたのは、12月25日付(02)に引いた『裏町の唄』と『昭和下町人情風景』の「まえがき」にあったように、昭和7年(1932)夏の末から昭和20年(1945)3月10日の東京大空襲までである…

森川直司『裏町の唄』(21)

・森川氏の幼少期 1月20日付(20)まで、森川氏が「参禅専門道場 大本山活禅寺」HP内の「風便り」と云うページに「森川秀安」名義で投稿している随想を一通り眺めて、そのままになってしまったが、これにて森川氏の少年期を回想した著書とネットで読める文章…

赤いマント(239)

・岩崎京子の赤マント(14) 最後に、大人になってから気付いた、【D】知る人の少ない赤マントと云う事実について、述べたところを見て置きましょう。③『現代に生きる妖怪たち』には、これに当たる記述はありません。 ① 赤マントはわたしたちにとって、かな…

赤いマント(238)

・岩崎京子の赤マント(13) 4月15日付(235)からの続きで、今回は【C】岩崎氏たち女子の対応について確認して置きます。 ①64頁3行め~66頁7行め わたしたちは赤マントがこわくて、とても勉強どころではありませ/ん。先生はそわそわしているわたした…

赤いマント(235)

・岩崎京子の赤マント(10) それでは岩崎氏の赤マント体験について、前回一覧に挙げた文献①②③の記述を確認して行きましょう。 【A】当時の岩崎氏の状況 【B】赤マント流言の内容 【C】岩崎氏たち女子の対応 【D】知る人の少ない赤マント 岩崎氏の述べて…

赤いマント(232)

・岩崎京子の赤マント(7) 石井正己 編『児童文学と昔話』に載る岩崎氏の講演「子どもたちへのプレゼント」の、続きを見て行きましょう。30頁7~14行め、 もう一つ、私、お地蔵様に幼友達がいるんです。世田谷区の経堂*1という所で過ごしましたけれど、駅…

赤いマント(230)

・岩崎京子の赤マント(5) 昨日の続きで、石井正己 編『昔話を語る女性たち』掲載の岩崎京子「『かさこじぞう』の誕生」から、岩崎氏が幼少時に住んでいた場所について述べた箇所を見て行きましょう。125頁12行め~126頁10行め、 私は、生まれたのは巣鴨(…

赤いマント(229)

・岩崎京子の赤マント(4) 岩崎京子(1922.10.26生)の経歴については7年前、B区立I図書館に初めて行った際に、2階の参考資料室にあった2種の人名事典の記述を書き抜いて置いたのですが、そのメモをなくしてしまって、それが岩崎氏の赤マント体験について…

花粉サイクリング(5)

昨日の朝は 36.1℃ だったのだが、今朝は 36.6℃ で午後測ったら 36.5℃ だった。花粉の中50kmもサイクリングしちまったんだから、花の具合は、いや鼻の具合は全くと云って良いくらい悪化していないが、それなりに吸い込んでしまった訳で、それで喉や肺に炎症が…

花粉サイクリング(4)

一昨日からの続き。4月3日(金)の午後のこと。 * * * * * * * * * * 用水跡から離れるので、少し登りもある。 そして、今度の左折のポイントは誤りなく通過することが出来た。踏切を越え、道沿いの学校の桜が満開で、本当に気持ちが良い。思えば…

花粉サイクリング(3)

昨日の続き。以下、今日と云うのは4月3日(金)のこと。 * * * * * * * * * * 今日行こうと思っているのは、都内の、2011年4月12日付「花粉サイクリング」の頃の職場の近くの図書館で、その頃から通い続けている。それからその隣の区の図書館も返…

飯盒池(5)

・松谷みよ子『現代民話考Ⅱ 軍隊』(1) これまで、丸山政也・一銀海生『長野の怖い話 亡霊たちは善光寺に現る』の見出しでこの話について述べて来ましたけれども、ここで原話の載る松谷みよ子『現代民話考Ⅱ 軍隊』(以下「本書」)をメインにして述べて行…

飯盒池(4)

・丸山政也・一銀海生『長野の怖い話 亡霊たちは善光寺に現る』(4) 昨日、本書147~148頁「三十八 ハンゴウ池 (下高井郡)」を、原話と思われる松谷みよ子『現代民話考Ⅱ 軍隊』に載る話と比較して見ました。 しかしながら、3月22日付(2)にも注意した…

飯盒池(2)

昨日の続き。 ・丸山政也・一銀海生『長野の怖い話 亡霊たちは善光寺に現る』(2) 私がこの話を知った(と云うか、意識した)のは本書147~148頁「三十八 ハンゴウ池 (下高井郡)」を読んでからだけれども、2019年9月26日付「青木純二『山の傳説』(02)…

飯盒池(1)

・丸山政也・一銀海生『長野の怖い話 亡霊たちは善光寺に現る』(1) この池については、2019年9月26日付「青木純二『山の傳説』(02)」に取り上げて、場所について疑問を表明して置いた。 すなわち、147~148頁に「三十八 ハンゴウ池 (下高井郡)」と題…

左巻地蔵(1)

私が小学生の頃、小学校の郷土研究クラブの顧問が、校内放送でこの地蔵にまつわる伝説を紹介していた。 当時、兵庫県明石市高丘3丁目にあり、一度見に行ったことがある。 道路に面したコンクリート壁に穿たれた横穴に安置されていたように記憶するのだが、久…

「木曾の旅人」と「蓮華温泉の怪話」拾遺(153)

※ 青木純二及び杉村顕について、少し絡んでいるだけで蓮華温泉の話ではありません。 ・花部英雄・小堀光夫 編『47都道府県・民話百科』令和元年11月25日発行・定価3,800円・丸善出版・340頁・四六判上製本47都道府県・民話百科発売日: 2019/12/03メディア: …

Giuseppe Tomasi Di Lampedusa “Il Gattopardo”(2)

・映画(2) ルキノ・ヴィスコンティ監督の映画『山猫』について、2016年6月2日付(1)に、Risorgimento(イタリア統一運動)の知識がなくてこの映画の世界に入って行けるものか、疑問に思ったのだけれども、まぁ色々と見所*1はあるから其処を気にしなくて…

芥川龍之介旧居跡(23)

昨日の続き。 ・北区立田端図書館(1) 今「田端」と聞くと、私のような余所者には、JR東日本の山手線・京浜東北線の田端駅が想起されてしまうので、田端駅から離れている田端図書館に若干違和感を覚えてしまうのだが、田端駅のある台地の下は明治の半ばま…

芥川龍之介旧居跡(22)

先日、完全に暗くなる前に西日暮里駅で下車して、山手線の内側の坂を上って田端台に登る*1。 行くぜ、東北。SPECIAL 冬のごほうび 2019 青森篇 行くぜ、東北。SPECIAL 冬のごほうび 2019 秋田篇 行くぜ、東北。SPECIAL 冬のごほうび 2019 岩手篇 行くぜ、東…

田口道子『東京青山1940』(23)

・『現代民話考』の青南国民学校(4) 一昨日からの続き。 昨日の引用中に「先にも触れたが、‥‥」とあったのは、第一章 時代の風のなかで【7】兵隊さんのいた風景の節で、冒頭、28頁8~11行め、 もう半世紀以上も前になる戦前のあの頃、青山にはそんな自然…

田口道子『東京青山1940』(19)

・著者の家族と住所(8) 昨日の引用の続き。258頁5~8行め、 地下鉄の駅を降りてからの道すがら、一面の焼け跡とそこに早くもバラックが建っているの/を見ていただけに、家の方向に下る坂道を半ばまで歩いてきて、ついこの間のままのように焼/け残ってい…

田口道子『東京青山1940』(18)

・著者の家族と住所(7) 田口氏の強制疎開までの住所が「東京市赤坂区青山南町5丁目84番地」であったことは、1月23日付(03)に引いた144頁上の写真キャプションにて、2月12日付(12)等に確認して来たが、本文の方にも、第二章 昭和戦前「青山」の街・人…

田口道子『東京青山1940』(15)

・著者の家族と住所(4) 2月12日付(12)の最後に確認したように、母親と妹の田口氏とともに福井県今立郡鯖江町に疎開した次姉は、2学年上で昭和20年度には高等女学校4年生だったはずなのだが、高等女学校2年生に転入するはずだった田口氏が、2月14日付(1…

田口道子『東京青山1940』(14)

・著者の家族と住所(3) 田口氏は疎開先を「北陸の町」とするばかりで何処なのか明記していないが、かなり具体的な記述があって福井県今立郡鯖江町(現・鯖江市)と察せられる。 224頁10行め「三月末」、東京を離れる際、218頁1行め「東京駅でホームに並ん…