瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

山岸凉子『ヤマトタケル』(4)

・あすかコミックス版のカバー(1)
 カバー表紙は2月7日付(1)及び2月17日付(2)に示したが、上部の標題などが入っている辺りの地色は褪色しているようだ。私の手許にある本はさらに褪色が進んでいて、書影では黄色が入っている標題が『前編』の方は白くなっている。『後編』の方は下部に若干黄色が残っていて、桃色の地色も下部がやや濃い。
 異同は右下の「[前編]」と「[後編]」の違いのみ。全て横組みで最上部左寄りには黒で、脚と翼を拡げて羽を銜えた鳳凰のマークがあって「 A S U K A  C O M I C S」とレーベル名。ついで黒で縁取りしたやや横長のゴシック体で標題、3行めはまづ、右と下に黒で影を付けたゴシック体白抜きで著者名、中央やや右寄りにやや小さく「原作●梅原猛」●は○で囲われている。そして1字分開けて前編・後編の別を示す。
 カバー背表紙、地色はごく淡い桃色にしか見えないが、裏表紙側はやや黄土色っぽく見え、どうやらここも褪色しているらしい。上部に上と左右の切れた濃い桃色の楕円に白抜きで脚と翼を拡げて羽を銜えた鳳凰のマーク、その下に濃い桃色で「ASUKACOMICS」、半角分空けて黒で縁取りした濃い桃色のゴシック体で大きく標題、すぐ下にやや大きく「[前編]」「[後編]」と黒のゴシック体で示す。1字分空けてまた濃い桃色のゴシック体で「山岸凉子原作●梅原猛」●は○で囲う。そして最下部は黒の丸ゴシック体でごく小さく横並びで3行、『前編』は「角川書店A/  P  」最後のPは○で囲われ、下にごく細い横線がある。『後編』は2行めが「/A/」となっている。
 裏表紙は白地で、右上に行間を1行分ずつ空けて4行、『前編』は「ISBN4-04-924252-4/C0279 P390E/雑誌49213-54/角川書店 定価390円(本体379円)」、上の2行はOCR-Bフォント、下の2行はゴシック体で3行めは若干小さい。『後編』は「ISBN4-04-924253-4/C0279 P390E/雑誌49213-55/角川書店 定価390円(本体379円)」とISBNコードと雑誌コードが1つ足した数字になっている。
 紹介文は2月17日付(2)にそれぞれ引用した。この紹介文の右下にカラーイラストがあって、『前編』は橙色地に顔は右、上体はやや右を向いた若い女性が描かれ、体には橙色の花模様の刺青か散らされ、二重の眼は閉じて口に左手に持った桜の花を寄せる。額の上で桃色の蝶の絵を並べた萌黄色の鉢巻をしていて、黒髪は長く豊かで揉み上げから垂らしたものは束ねて、豊満な、乳首も描かれた乳房の上に乗せている。腰は細く臍が縦に窪む。『後編』のイラストは2月7日付(1)に貼付した『山岸凉子スペシャルセレクション』版に使用されているものに同じで、背景の色が異なるようだ*1。’(以下続稿)

*1:3月21日追記】同じイラストが『前編』3頁(頁付なし)中扉に使用されている(もちろんカラーではない)。背景は『後編』カバー裏表紙に同じ。左上に「ヤマトタケル前編」標題は明朝体をやや崩した字体、ルビ明朝体「ぜん ぺん」。