瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

改版

いまに語りつぐ『日本民話集』伝説・現代民話(14)

一昨日の続き。 ・「現代民話」の出典⑦~内輪の資料(1) 本シリーズにも、2月4日付「『夢で田中にふりむくな』(7)」に見た⑫渡辺節子と⑪岩倉千春の共著『夢で田中にふりむくな』と同様に、「不思議な世界を考える会会報」にも載せていない、内輪の資料が…

岩館真理子『うちのママが言うことには』(5)

3月19日に作成した草稿のうち、整っている前半を上げて置く。後半は改稿の上、追って投稿することとしよう。 * * * * * * * * * * 2012年7月23日付(1)に述べたように、家に単行本(ヤングユーコミックス)の①②があるのだが、これも処分すること…

いまに語りつぐ『日本民話集』伝説・現代民話(13)

鼻中隔彎曲症の手術を、近いうちに受けたいと思っていろいろ調べて(と云うか家人が調べて)見たのだけれども、なかなかハードルが高い。時期が余程悪くなければ1週間くらい、いつだって休んだって構わないのだが、目下、政府・与党が旗を振り、そして少なか…

いまに語りつぐ『日本民話集』伝説・現代民話(12)

不思議な世界を考える会や民話と文学の会の会報など、実際に見ることが出来ないものについて、見られないなりに整理すると云う空しい作業をしていると、疲労感が一際募る。もうそろそろ「ヤングの知っているこわい話」を分担していた人たちも60代、70代にな…

いまに語りつぐ『日本民話集』伝説・現代民話(11)

4連休だが在宅の仕事もあるし、もともと出掛ける予定もない。 緊急事態宣言下、自宅に籠もっていたときに、息切れが酷くて運動も儘ならなかったことを思い出した。あの頃は、実は既に蔓延していると云う説もあって、ひょっとして感染しているかも知れないが…

いまに語りつぐ『日本民話集』伝説・現代民話(7)

昨日の続きで、このシリーズの「現代民話」の6冊め。要領は7月12日付(2)に示した。 ⑮『噓のようなホントの話』編集:高津美保子・236頁・92話 1章め「今はむかし」扉(頁付なし)13頁、章解説14~15頁(高津美保子) 一 苗字さわぎ 高知県(高知県 石野春…

いまに語りつぐ『日本民話集』伝説・現代民話(6)

昨日の続きで、このシリーズの「現代民話」の5冊め。要領は7月12日付(2)に示した。 ⑭『浮遊する現代の妖怪たち』編集:常光徹・238頁・80話 1章め「夢の不思議」扉(頁付なし)13頁、章解説14頁(常光徹) 一 夢枕に立ったお大師様 高知県(愛媛県東宇和…

いまに語りつぐ『日本民話集』伝説・現代民話(5)

7月14日付(4)の続きで「現代民話」の4冊め。要領は7月12日付(2)に示した。――中断なしに続けるべきだったのだが、一昨日、都内の図書館に出掛けて疲れてしまったのと、腰痛と、それからこういう目録を投稿すると閲覧数が減るので(別に閲覧数にこだわっ…

いまに語りつぐ『日本民話集』伝説・現代民話(4)

昨日の続きで「現代民話」の3冊め。要領は一昨日に同じ。 ⑫『乗物とメディアの怪』編集:渡辺節子・233頁・95話 1章め「車に乗りこんでくるモノ」扉(頁付なし)13頁、章解説14頁(渡辺節子) 一 幽霊の探し物 宮城県(宮城県 岩崎としゑ)15~18頁 二 家族…

いまに語りつぐ『日本民話集』伝説・現代民話(3)

昨日の続きで「現代民話」の2冊め。要領は昨日に同じ。 ⑪『学校の怪談』編集:岩倉千春・235頁・108話 1章め「トイレの怪」扉(頁付なし)15頁、章解説16~17頁(岩倉千春) 一 赤い手、青い手 新潟県(群馬県 小沢清子)18~19頁 二 手が出る(女子大学生/…

いまに語りつぐ『日本民話集』伝説・現代民話(1)

このシリーズ(監修:野村純一・松谷みよ子、作品社・A5判上製本)については7月4日付「閉じ込められた女子学生(22)」に触れたが、「第三集」=「伝説・現代民話」全15巻のうち「現代民話」に充てられていると思しき⑩~⑮の6冊を借りて来た。 第三集は全て「…

閉じ込められた女子学生(28)

・「不思議な世界を考える会会報」(8) それでは、問題のある典拠について見て置きましょう。次いでに話の時期についても考えて見ることにします。 【D】典拠 ②233頁下段6~8行め 同20号(90年7月)●「ヤングの知っているこわい/話」(4)上田渡編 信州豊…

閉じ込められた女子学生(27)

今朝、下りの通勤電車で、荷物挟まりの遅延があった。いよいよ混んで来た。いつもよりも1本遅い電車に乗ったせいもあるのかも知れないけれども。しかも、気温が高い訳でもないのに窓が開いていなかった。今朝など、窓から風を入れた方が気持ちが良いくらいだ…

閉じ込められた女子学生(26)

・「不思議な世界を考える会会報」(6) 本文比較の続き。要領は昨日の通り。 【B】夏休み前 ②70頁5~14行め 昔、といっても十年くらい前のことらしい。一学期の終業式が終わったあと、現像/室にひとりで入った部員の女の子がいた。写真のコンクールがあ…

閉じ込められた女子学生(25)

・「不思議な世界を考える会会報」(5) それでは、前置きが長くなりましたが本文の比較をして行きましょう。 ①「不思議な世界を考える会会報」20号は未見。この号が出典であることは以下の②③④に明示されているのですが、実は少々厄介な問題があるのです。…

閉じ込められた女子学生(24)

・「不思議な世界を考える会会報」(4) 話の題は②③④とも「壁の爪あと」です。①も「壁の爪あと」と題していたのでしょうか。 2017年2月6日付(04)に紹介した松山ひろし『三本足のリカちゃん』も「爪の跡」と題して取り上げていましたが、これも、この事故…

閉じ込められた女子学生(23)

・「不思議な世界を考える会会報」(3) さて、④の本文については、4~12頁(頁付なし)「目次」に次いで、1頁分白紙を挟んで14頁(頁付なし)に凡例に当たる箇条書きがあります。このシリーズ全体の編集方針でもありましょうから、今後の検討に参照するた…

閉じ込められた女子学生(22)

・「不思議な世界を考える会会報」(2) さて、昨日挙げた①~④のうち、②③④はいづれも①「不思議な世界を考える会会報」20号を典拠としているので、検討のための資料としては①を参照出来ればそれが最善なのですが、大学図書館や博物館なども含め「不思議な世…

閉じ込められた女子学生(21)

2017年2月6日付(04)の続き。 6月13日付「阿知波五郎「墓」(15)」に書いたように、その後、女子美術大学の実話について、これも多摩美術大学では都市伝説化している校舎屋上の焼身自殺と絡めて確認して行きましたので、なかなか当初予定に戻って来る(?…

赤いマント(246)

2月20日付(221)の続き。2月21日付(222)として準備していたが2月21日付(222)に書いたような理由で見送ってそのままになっていた。今、その確認すべきところの『四角い魔術師』の記述を補って、4ヶ月越しに投稿する。 ・井上雅彦「宵の外套」(2) 初出…

伊藤正一『黒部の山賊』(09)

・②新版の著者紹介と版元 5月29日付(06)に、③④のカバー折返しにある著者紹介文について、③の奥付の前の頁にあるものとも対照させながら確認したのだが、うっかりしていて②の奥付上部にも「●著者紹介 伊藤正一(いとう・しょういち)」として、これらの原型…

伊藤正一『黒部の山賊』(8)

今回も私の手許にある②新版、③定本、④文庫版について。 ・見返し(2) それでは②裏表紙見返しの「山賊たちのプロフィール」について、③220~221頁④300~301頁と比較して見よう。前回注意したように②には(昭和三十九年当時)と註記してあって、基本的に4人…

伊藤正一『黒部の山賊』(7)

今回も私の手許にある②新版、③定本、④文庫版について。 ・見返し(1) ③は濃灰色のタントで、遊紙にも何も刷られていない。④は本体表紙をめくると本文共紙の1頁(頁付なし)扉になっている。よって③④については特に記述することはない。しかし②には(恐らく…

伊藤正一『黒部の山賊』(4)

昨日の続きで①初版、②新版、③定本、④文庫版の関係について。 ・カバー裏表紙の「毎日新聞」の記事 カバー背表紙、②は白地で上部にカバー表紙や扉と同じ字体の標題、下寄りに明朝体で大きく著者名、最下部にゴシック体の横並びで極小さく「実業之日本社」。③…

伊藤正一『黒部の山賊』(3)

昨日の続きで①初版、②新版、③定本、④文庫版の関係について。 ・カバー表紙の版画 ①初版は未見だが、前回述べたように本文の図版を元の写真によって新しいものに差し替えた他は②新版と同じであると云う前提で進めて行く。 カバー表紙、①②④は同じ版画を装画に…

伊藤正一『黒部の山賊』(2)

昨日の続きで①初版、②新版、③定本、④文庫版の関係について、まづ①初版、②新版の関係を確認して置こう。 と云って、昨日も述べたように私は①を見ていない。 しかしながら、②を見るに、装幀は昨日示したように違っているが、本文1~223頁は①をほぼそのまま覆刻…

伊藤正一『黒部の山賊』(1)

昨年から④文庫版を某市立図書館で時々借りていた。この某市立図書館は3月末から完全休館してしまったのだが、急にそうなることになった、その前日にたまたま本を返しに行って借りて、今もそのまま手許にある。 それから、3月に何冊かブックオフに本を売った…

赤いマント(238)

・岩崎京子の赤マント(13) 4月15日付(235)からの続きで、今回は【C】岩崎氏たち女子の対応について確認して置きます。 ①64頁3行め~66頁7行め わたしたちは赤マントがこわくて、とても勉強どころではありませ/ん。先生はそわそわしているわたした…

赤いマント(236)

・岩崎京子の赤マント(11) 昨日の続きで、今回は【B】赤マント流言の内容について確認して見ましょう。 ①59頁3行め~63頁*1 最初に赤マントの話を教室にもちこんできたのは、ゆみちゃんでし/た。*2 「夕方になると赤マントがでて、女の子をねらうん…

赤いマント(234)

・岩崎京子の赤マント(9) それでは、岩崎氏の赤マント体験について、その本文を確認して行きましょう。 ①『紫ババアレストラン』(2006)59~66頁「赤マント」61頁(頁付なし)下と65頁(頁付なし)はイラスト。 ②『昔話と絵本』(2009)35~53頁…