瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

祖母の蔵書(173)推理小説家

 これはそもそも一昨年の8月8日に「祖母の蔵書()西村京太郎」と題して書き始め、その後、昨年7月18日に2冊追加してそのままになっていた。よって以下、新たに見出し【西村京太郎】を追加して以後の本文に見える「昨年」は2022年である。
西村京太郎
 祖母は推理小説が好きだったが、西村京太郎の作品はバラバラに何冊か掘り出しただけで、どうも好みではなかったようだ。
 次の本は昨年の8月8日にメモしている。
祥伝社文庫 に 1-6『殺人者は北へ向かう』平成11年7月20日 初版第1刷発行・定価533円・286頁

※ 帯あり「祥伝社文庫 最新刊」
 次の本は昨年の9月15日にメモ。
集英社文庫 に-3-8『日本ダービー殺人事件』1993年4月25日 第1刷・定価514円・338頁 ともに処分してしまって何処にあったか詳しいことは覚えていないが、同じ場所になかったことは確かである。
 仏間の硝子棚には次の1冊があったが、行きつけだった書店のカバーが掛かって一見何の本だか分からない。家人は背に標題を書き入れているのだが、祖母は何もしないので、取り出して中を見ないと何だか分からない。
・TOKUMA NOVELS『日本殺人ルート』1997年12月31日 初刷・定価800円・徳間書店・254頁・新書判並製本※ 帯あり

  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *

 『日本殺人ルート』は記事を作成したときにはこんな写真ではなくて書影が貼付出来ていたはずなのだが、何故か水を吐く蛇口の写真になっている。画像検索しても『日本海殺人ルート』と『日本遺産殺人ルート』ばかりヒットして TOKUMA NOVELS『日本殺人ルート』は全くヒットしない。しばらく「海」や「遺産」を入力し忘れたのではないか、と思わされたくらいだ*1。直されるかも知れぬのでそのままにして置こう。
 さて、もう少し冊数があればこれだけで独立した記事にするところだが、どうも分量が少なく独立させるのは大袈裟なので、以後ここに冊数の少ない推理小説家の本を追加して行くことにする。
ねじめ正一
 恐らく寝間にあった。
光文社文庫 ね|1-2|『こちら子連れ探偵局』2001年2月20日 初版1刷発行・定価495円・285頁

※ 帯あり「今月の新刊」
 帯は橙色地で、表紙側の上左を白く円形に抜いて「TV化/決定!」と斜めに青紫色に縁取りした水色、その右に青紫色の角の丸い長方形に白抜きで「純情商店街・幽霊殺人事件」とTVドラマの題、その下に丸ゴシック体で「主演 桃井かおり竹中直人」その下は普通の明朝体で小さく中央揃え「「女と愛とミステリー」(木曜・夜8時54分)/テレビ東京系にて放送」と添える。
 この帯は、裏表紙側折返し最下部左詰め、ゴシック体横組み「こちら子連れ探偵局 ねじめ正一」とあるように本書専用の帯なのだが、本書には「幽霊殺人事件」は収録されていない。これはシリーズ第1冊めの『こちら駅前探偵局』に収録されている。TVドラマは「女と愛とミステリー第17回「純情商店街 ゆうれい殺人事件」で2001年5月9日(水)20:54~22:48に放送された(BSジャパンでは5月6日(日)21:00~22:54に先行して放送)。
 カバー表紙の最下部左にゴシック体横組みでごく小さく「『アーケード殺人事件』改題」とあるように単行本では本書1作めが表題作になっていた。1頁(頁付なし)扉では標題の下に添えていた。(以下続稿)
【梓 林太郎】3月16日追加
 昨2023年6月21日に見付けた、客間のクローゼット左側の床の上の段ボールより。
・角川文庫10886/あ 11-1『奥上高地殺人事件』平成十年十二月二十五日 初版発行・定価629円・角川書店・288頁※ 帯あり「今月の新刊」書影に同じ。表紙側折返し「角川mini文庫」の広告、裏表紙側折返し「本の旅人」の広告
※ 栞あり「角川文庫/創刊50周年
※ 2つ折チラシ「角川文庫/最新刊」'98.12
和久峻三3月18日追加
・角川文庫6458緑 四二一67『神戸異人街スキャンダル』昭和六十一年六月二十五日 初版発行・定価420円・角川書店・337頁※ 帯あり、赤地で表紙側には横組みで右上がりに斜めに「’86 角川文庫夏のフィスティバル/DO YOUR BEST./一冊の青春 角川文庫」左側に白黒写真「J.F.ケネディ」右下のみ斜めではなく「©The Mark Shaw Collection [最新刊]」最後の3文字は黒い長方形にゴシック体白抜き。背表紙側、ゴシック体白抜き「’86 角川文庫夏のフィスティバル420」定価は黒で横並び。裏表紙側、右に「[今秋公開]角川映画オイディプスの刃*2」さらに上に「角 川 ア ニ メ 映 画 化」として囲って「時空の旅人*3」▼12月劇場公開 同時上映「火の鳥 鳳凰」。表紙側折返しの広告、2013年3月5日付「角川文庫の「野性時代」の広告(1)」の②に同じ。なお、その下のカバー表紙折返しの広告は2013年9月13日付「角川文庫の「月刊カドカワ」の広告(1)」の①に同じ。裏表紙側折返しの広告は「ザテレビジョン編集のアニメ月刊誌NEWTYPE」の広告。この折返しの広告の組合せは2023年6月5日付(067)に見た、角川文庫6290『指に傷のある女』初版の帯に同じ。
 シリーズ名は奥付には入っていないが、カバー表紙の標題の右に「代言人 落合源太郎」と添え、1頁(頁付なし)扉の標題の下に「落合源太郎シリーズ」と丸ゴシック体で添える。
・中公文庫 わ 1 23『悪夢 逃亡弁護士1998年5月3日印刷・1998年5月18日発行・定価571円・中央公論社・312頁 以上2冊は客間クローゼット左側の床の上の段ボールより。
【島田一男】3月20日追加
 客間クローゼット左側1段めより。
・徳間文庫116-11『警視庁の夜』1983年12月15日 初刷・定価300円・徳間書店・251頁
※ 帯あり「今月の新刊」日影丈吉】2023年7月31日*4
 客間のクローゼット右側2段めに1冊だけあった。
・徳間文庫126-3『応家の人々』1982年8月15日 初刷・定価280円・徳間書店・221頁※ 帯あり「今月の新刊」裏表紙側「日・中国交正常化10周年記念作品未完の対局中合作映画」の広告で「9月15日(祝)より東宝洋画チェーンロードショー大公開
東野圭吾】2022年8月29日*5
祥伝社ノン・ポシェット
・ひ 3-2『探偵倶楽部』平成8年6月20日 初版第1刷発行・定価544円・330頁
※ 帯あり、裏表紙側[ノン・ポシェット /今月の新刊  ]9点列挙、4点めが本書。
 祖母の蔵書である初版の書影は表示出来ない。
 奥付の標題の上に「●ノン・ポシェット――NPN504」とあり、カバー背表紙の最下部「祥伝社/NPN/504」英数字は横並び、帯の裏表紙側折返しの右上にゴシック体縦組み白抜き「NPN504 探偵倶楽部」とある。
 1頁(頁付なし)扉、標題の下に小さく「依頼人の娘」改題」とあり、
 330頁の次は白紙、その裏、下部中央に小さく明朝体縦組みで「(この作品「探偵倶楽部」は、平成二年五月、小社ノン・ノベルから/ 「依頼人の娘」として新書判で刊行されたものを改題したものです)」とある。序で「一〇〇字書評」が2頁(頁付なし)、次いで奥付、奥付裏に東野圭吾『ウインクで乾杯』の広告、右下に「NON POCHETTE祥伝社の文庫版」とある。
奥田英朗】2022年9月8日*6
 寝間の本棚に収まっていた。
・角川文庫17016/お 56-3『オリンピックの身代金 上』平成二十三年九月二十五日 初版発行・定価705円・角川書店・442頁
※ 帯あり「今月の新刊」
・角川文庫17017/お 56-4『オリンピックの身代金 下』平成二十三年九月二十五日 初版発行・定価705円・角川書店・405頁
※ 帯あり「今月の新刊」
 Asin では改装されたカバーしか表示されない。初刊時のカバーにはカバー表紙折返しの最下部やや左寄りにゴシック体横組みで小さく2行『上』は「カバーデザイン/高柳雅人|写真提供/フォート・キシモト」、『下』には「カバーデザイン/高柳雅人|©Bettmann/CORBIS/amanaimages」とあって『上』は1964年夏季オリンピック時の聖火リレー、『下』は同じく聖火台の白黒写真を使っていた。
江戸川乱歩2024年4月8日追加
 祖母は横溝正史は好みでなかったらしく、時代物の『人形佐七捕物帳全集』だけ持っていた。要するにエログロがお気に召さなかったようで、時代物を書いていない江戸川乱歩は次の文庫本しか見付けられなかった。
新潮文庫1459/え-3-1江戸川乱歩傑作選』昭和三十五年十二月二十四日 発    行・平成 元 年 十 月 十 五 日 四十八刷改版・平成 十 年 二 月 二 十 日 七 十 三 刷・定価438円・新潮社・300頁
※ 帯あり「5月テアトル新宿にてロードショー
 カバー表紙折返しの右下「カバーイラスト 丸尾末広」とある、2015年7月31日付「丸尾末広『パノラマ島綺譚』(1)」に見たBEAM COMIX『乱歩パノラマ 丸尾末広画集』の「16 | 映画『D坂の殺人事件』(監督/実相寺昭雄)宣伝用イラストレーション 後に新潮文庫江戸川乱歩傑作選』カバーに使用された。」である。本書については2015年2月17日付「新潮文庫『江戸川乱歩傑作選』(1)」として私の見た諸版諸刷を列挙、続けて改版・改装について確認して行くつもりだったが③九十五刷のカバーをメモしただけで中断している。祖母の蔵書を手放す前に続稿を上げて置こう。よって詳細は「新潮文庫江戸川乱歩傑作選』(2)」に譲る。

*1:しかし祖母が達者だった頃には「日本遺産」などなかったはずで『日本遺産殺人ルート』は、近年「日本遺産」になった場所を舞台にした作品を纏めたアンソロジーなのである。『日本海殺人ルート』は『日本殺人ルート』に先行する。

*2:ルビ「やいば」。

*3:ルビ「 と き 」。

*4:3月21日追加。「祖母の蔵書()推理小説」と題する記事に日影氏の1冊だけメモしてそのままになっていたのをここに追加した。

*5:4月2日追加。「祖母の蔵書()東野圭吾」と題する下書き記事であったのをここに追加した。

*6:4月2日追加。「祖母の蔵書()奥田英朗」と題する下書き記事であったのをここに追加した。