改版
私は高校3年生のときだけ、誰に誘われたのだったか忘れたが文芸部に所属して、小説みたいなものを書いたことがあるのだが、そのとき隣のクラスの新選組ファンの女子生徒が実に堂々たる、長州の間者として新選組に紛れ込んだ若者を主人公にした小説を書いて、…
・板橋刑場 ①文庫版『下』43~60頁「中山道と岩槻街道」は45頁~「一 巣鴨界わい」49頁5行め~「二 板橋宿と川越街道」55頁5行め~「三 岩槻街道」の3節、その「二」節めは49頁6行め「板 橋 宿」51頁~「志村一里塚*1」52頁9行め~「松月院と赤塚城跡*2」53…
・鈴ヶ森刑場 ①文庫版・②新書判・③B6変型判とも、小塚原刑場について述べた箇所では、必ず鈴ヶ森に言及してあった。今回は③から遡る形で見て行こう。 ③B6変型判『中』山手223~254頁「東海道に沿って」は6節から成り、244~247頁「➍日本考古学発祥の地,大森…
昨日の続きで③B6変型判『上』下町の記述を見て置こう。 ・小塚原刑場(3) ②新書判『上』下町は7章から成り、「皇 居」「皇 居 周 辺」「日本橋・銀座」「上野の山周辺」「浅 草」「江 東」「日光街道と葛飾・江戸川」の順に排列されていたが、③B6変型判『…
昨日は以前借りたときには気付かなかった訂正シールに気付いてその確認なぞをしてしまった。――こんなのはまぁ詰まらない間違いの確認に過ぎないが、大きな変化のあった場所を詳細に見て行くと、昔の夏休みの自由研究くらいには十分なりそうだ。そして今の東…
昨日の続き。 私が借りている①文庫版は『上』1版10刷『下』1版7刷、②新書判は上中下3冊とも1版1刷、③B6変型判も上中下3冊とも1版1刷である。 ・小塚原刑場(1) まづ、小塚原刑場について見て置こう。 ①文庫版『下』61~72頁「日 光 街 道」63~68頁…
久し振りに①文庫版上下2冊、②新書判上中下3冊、③B6変型判上中下3冊を揃えて見ました。 と云うのは、大和田刑場と云う、現在の八王子市に「あった」ことは確かだと思うのですが、実態がまるでよく分からない刑場が、この20年程の間に「江戸三大刑場の一つ」な…
『文明六年本節用集』の伝来については、5月9日付(049)に見たように川瀬一馬『古辭書の研究』に説が示されていた。川瀬氏は『文明六年本節用集』を実見する以前「或は鹿島氏櫻山文庫の藏本なるべし。」との推測を持っていた。――恐らく桜山文庫に現在も所蔵…
前回確認した長谷川伸『相樂總三とその同志』だが、出来れば依拠した資料に遡って、その原文を引用したいところである。但し原資料を探り当てるのは別に幕末にも相楽総三とその同志たちにも大して興味がある訳でもない私には甚だ面倒である。漸く国立国会図…
私は何も大和田刑場の存在自体を否定しようとしている訳ではない。差当り「三大刑場」云々と喧伝するのを控えてもらいたいと思っているだけである。 幕末に大和田刑場が処刑場であったことを窺わせるものとして、次の本の記述を抜いて置こう。 ・長谷川伸『…
・講談社文庫 え 1 22 遠藤周作『聖書のなかの女性たち』昭和47年11月15日第1刷発行・昭和57年7月30日第21刷発行・定価240円・167頁聖書のなかの女性たち (講談社文庫)作者:遠藤 周作,矢代 和子講談社Amazon 祖母は遠藤氏の作品に興味がなかったものか、今…
・対談 昨日に続いて、司馬氏の対談・対談集を、相手・主題に関わりなく纏めた。いづれも昨年、早い時期に持ち出したので祖母の家の何処にあったか、もう覚えていない。 ・文春文庫105―36『日本人を考える 司馬遼太郎対談集』1978年6月25日 第1刷・¥340・…
・座談会 どうもなかなか整理が捗らないので、司馬氏が参加した座談会を纏めた本を、相手及び主題に関係なくここに一括して置こう。次回は司馬氏の対談・対談集を、やはり相手及び主題に関係なく、とにかく司馬氏をメインにして纏めて行くことにする。 ・司…
・地域批評シリーズ(4) 10月26日付(123)の続きで、①B5判「第1章 八王子市ってどんなトコ?」≒②文庫版「第2章 多摩を束ねた八王子の歴史」章末の「八王子ミステリーツアー」に言及されていた「本編」の記述を見て置こう。 道了堂の記述があるのは3節め…
・地域批評シリーズ(マイクロマガジン社) この記事も昨日の、10月27日付「八王子城(16)」と同趣旨で書いております。 私は別に大和田刑場跡に興味がある訳ではなくて、昨日の八王子城が、学部生時代(30年前)その怪異談について篤実な郷土史家がしっか…
・地域批評シリーズ(マイクロマガジン社) 当ブログでは道了堂の歴史を正しく跡付けようと思っていて、取り敢えず出版物に掲載されている情報は網羅しようとしておるのですが、八王子市域の怪異談の現場については道了堂に注意する前に、八王子城について、…
・地域批評シリーズ(3) 10月22日付(122)の続き。 ①第2章=②第3章以降も出来ればざっと眺めて置きたいところだが、ぐずぐずしている間に返却期限も迫って来た。それから、前回の記事で取り上げた2つの章についても細かく見て行くと図版やコラムに出入…
次の本は8月10日にメモして、新古書店に持ち込んでいる。 ・創元推理文庫 M ん 3 1/400 52 若竹七海 ほか『競作 五十円玉二十枚の謎』2000年11月17日 初版・定価740円・東京創元社・409頁競作五十円玉二十枚の謎 (創元推理文庫)作者:七海, 若竹,貴裕, 依井,…
・地域批評シリーズ(2) 10月21日付(121)の続き。 ①4~32頁「実は多摩圏民は相容れない関係なのだ!?」はカラーで写真を多く使用して6~9頁「土着民」10~13頁「ニュータウン族」14~17頁「学生」18~21頁「犯罪」22~25頁「交通インフラ」26~29頁「周辺…
祖母は岡本綺堂を愛読していて『岡本綺堂読物選集』を購入するくらいだった。 尤も、いきなり『選集』を買うはずもないから、それ以前の読書歴があるはずなのだが、全く聞かずに終った。 旺文社文庫で出た『半七捕物帳』を揃えていた。 ・旺文社文庫 『半七…
『大佛次郎時代小説全集』は全24巻のうち半分の12巻を持っていたが『大佛次郎自選集 現代小説』は1冊しかなかった。 但し『大佛次郎時代小説全集』も『鞍馬天狗』に充てられている最初の4巻は買っていない。どうも『鞍馬天狗』以外の時代小説を余り読んでい…
僅かな記述ではあるが道了堂の解体理由を正確に記述している本を紹介して置こう。 ①岡島慎二・鈴木ユータ 編『日本の特別地域 特別編集㉜ これでいいのか 東京都 八王子市 & 多摩ニュータウン』2012年3月30日 第1版 第1刷発行・定価1300円・マイクロマガ…
居間の隅の9段の簞笥の6段めから。 ・講談社文庫33|2/A48『王城の護衛者』昭和46年10月15日第1刷発行・昭和56年12月7日第26刷発行・定価420円・362頁王城の護衛者 (講談社文庫 し 1-2)作者:司馬 遼太郎講談社Amazon※ 帯あり「歴史人物フェア」 寝間の本棚…
仏間の硝子棚より。 ・中公新書158 松浦玲『勝海舟 維新前夜の群像3⃣』昭和43年4月25日初版・昭和53年6月15日19版・¥360・中央公論社・194頁勝海舟―維新前夜の群像3 (中公新書 158 維新前夜の群像 3)作者:松浦 玲中央公論新社Amazon※ 帯あり、ビニール…
寝間の本棚より。 ・針ケ谷鐘吉 編『植物短歌辞典 正篇』昭和三十五年 二 月二十日 初版発行・昭和四十二年十一月十一日 二版発行・定 価 六八〇円・加島書店・B6判上製本函入植物短歌辞典 正篇加島書店Amazon 本体にビニールカバー掛かる。 「日教販 常備委…
居間の隅の9段の簞笥の5段め、 新潮文庫 モンゴメリ/村岡花子訳 ・新潮文庫1197『アンの夢の家―第六赤毛のアン―』昭和三十三年 八 月二十五日 発 行・昭和 四 十 年十二月 十五 日 十 六 刷・定価130円・358頁 ・新潮文庫1261『炉端荘のアン―第七赤毛のアン…
寝間の本棚より。 ・吉田敦彦『漱石の夢の女』一九九四年一〇月二五日 第一刷発行・一九九四年一二月 五 日 第二刷発行・定価2330円・青土社・358頁・四六判上製本漱石の夢の女作者:吉田 敦彦青土社Amazon※「青土社/刊行案内」No.40 Summer 1994 チラシ挟ま…
大野晋・佐竹昭広・前田金五郎 編『岩波古語辞典』1974年12月25日 第1刷発行©・1975年4月5日 第2刷発行・¥ 2200・岩波書店・一四八八頁・B6判上製本函入岩波古語辞典ノーブランド品Amazon※ 帯あり、書影にほぼ同じだが、最下部左、書影には「定価 2200 …
祖母は晩年(最晩年)を過ごした老人介護施設で、たまに漢字テストをやっても殆ど満点の出来を維持していたそうだ。読めなかったのは青梗菜だけで、晩年の祖母はコンビニやスーパーで惣菜を買ったり、作っても決まったものに限られていたから、食材を吟味し…
・創元推理文庫 111『秘密諜報部員』サマセット・モーム 龍口直太郎訳 1959年5月20日初版・1963年8月2日12版・定価160円・東京 創元新社・379頁秘密諜報部員 (1959年) (創元推理文庫)作者:サマセット・モームAmazon この本は客間のクローゼット左側1段め…